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【材料】マイクロアド---22年9月期は増収・大幅な増益、データソリューションサービス及びデジタルサイネージサービスが成長を牽引

マイクロアド <日足> 「株探」多機能チャートより

マイクロアド<9553>は14日、2022年9月期連結決算を発表した。売上高が前期比4.8%増の122.27億円、営業利益が同236.6%増の6.26億円、経常利益が同285.9%増の5.92億円、親会社株主に帰属する当期純利益が4.96億円(前期は0.38億円の損失)となった。

データソリューションサービスの売上高は74.58億円となった。ブランドマーケティング領域、ダイレクトマーケティング領域、その他の中小顧客を中心とした領域の3つの領域毎に製品開発~営業活動の戦略を策定し実行することで、より顧客のニーズや規模に合致したサービス提供を実現している。加えて、リモートワーク中心に変化している顧客企業に対して、オンラインセミナーを通じた新しい商品販売体制を構築し、当年度は全40回のオンラインセミナーを開催し、約6,600件の顧客問い合わせを獲得できた。また、国内コンサルティングサービスに属する、同社が提供するSSP「MicroAd COMPASS」も同社のサポート体制強化の結果、当初の見込み以上に伸長した。

デジタルサイネージサービスの売上高は10.63億円となった。タクシー向けサイネージが安定的な推移を維持、リテールサイネージにおいても売上ベースライン引き上げに向けた活動を継続した。サロン向けサイネージネットワークでは新しい取組みにも挑戦し、さらなる効果改善と拡大を狙った。

海外コンサルティングサービスの売上高は37.04億円となった。同社グループが事業拠点を有する台湾、中国、ベトナムを主とする海外各国でデジタル広告市場の成長に乗じて業績の拡大を目指した。台湾は大手顧客の取引額減少の影響を受け、前年度をやや下回る水準で業績推移した。中国、ベトナムの両拠点は当年度内において売却が完了している。中国拠点の法人売却は当第3四半期で完了し、ベトナム拠点の事業売却は当第4四半期にそれぞれ完了している。

2023年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.5%増の129.00億円、営業利益が同23.0%増の7.71億円、経常利益が同30.8%増の7.75億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同22.2%増の6.06億円を見込んでいる。

《SI》

 提供:フィスコ

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