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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 米CPIを警戒したショート優勢ながら、サポート水準までの調整完了


 日経225先物は11時30分時点、前日比280円安の2万7370円(-1.01%)前後で推移。寄り付きは2万7480円と、シカゴ日経平均先物(2万7520円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。寄り付きを高値に下落幅を広げ、前場半ばには2万7350円まで売られる場面が見られた。その後は2万7470円と寄り付き水準までの戻りを見せたものの買いは続かず、前引けにかけては再び安値圏での推移となった。

 日経225先物は、寄り付き直後に支持線として意識されていた75日移動平均線を割り込んだことで、短期的なショートが優勢となったようだ。その後、2万7350円まで売られたものの、一目均衡表の雲上限水準が支持線として意識されており、オプション権利行使価格の2万7375円辺りではカバーの動きが入りやすいだろう。グローベックスの主要な米株価指数先物は小幅ながらもプラス圏で推移している。10月の米消費者物価指数(CPI)が警戒されつつも、積極的にはショートに傾けづらく、後場はややショートカバーの動きが入りそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で14.17倍と直近安値水準に低下してきた。米CPI発表を控えたヘッジ対応のなか、NTショートに向かわせていると考えられる。

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