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【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、引き締め緩和なら買い再開

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時50分現在)

S&P500先物      3,886.50(+14.5)
ナスダック100先物  11,442.60(+37.0)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は70ドル高。米長期金利は上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


1日の主要3指数は小幅続落。序盤にマイナスへ沈むと軟調地合いが続き、ダウは79ドル安の32653ドルと2日連続で下げた。この日発表されたISM製造業景況指数は景気の好不況の境目である50を上回ったほか、JOLT求人件数の増加で雇用情勢の改善が示された。それを受け、連邦準備制度理事会(FRB)による今後の引き締め加速の思惑から金利高に振れ、ハイテク関連が指数を下押し。その一方で金融が買われ、相場を支えた。


本日は下げ渋りか。焦点の連邦公開市場委員会(FOMC)では0.75%の大幅利上げ継続が織り込まれ、次回12月の引き締め方針が注目される。賃金の上昇を背景に物価は高止まり、FRBは今後もタカ派政策を堅持する見通し。ただ、利上げ幅の縮小などが示されれば、株売り抑制の材料になりそうだ。金利高の継続でハイテク関連に買いは入りづらいものの、割安感の生じた景気敏感や消費などへの買戻しが指数を押し上げる可能性もあろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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