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【市況】アジア株 香港株が大幅反発、中国本土のファンド勢が52億香港ドル相当の株式を購入

アジア株 香港株が大幅反発、中国本土のファンド勢が52億香港ドル相当の株式を購入

東京時間14:02現在
香港ハンセン指数   15071.23(+384.21 +2.62%)
中国上海総合指数  2918.28(+24.80 +0.86%)
台湾加権指数     13005.64(+55.89 +0.43%)
韓国総合株価指数  2321.93(+28.32 +1.23%)
豪ASX200指数    6952.80(+89.34 +1.30%)
インドSENSEX30種  61229.02(+482.43 +0.79%)

アジア株は総じて上昇している。

香港株は大幅反発。最近の株価下落を受け、中国本土のファンド勢が月曜日に香港株を52億香港ドル相当を購入したとの報道が伝わっており、中国からの資金流入が続くとの期待感が広まっている。香港株は約13年ぶり安値圏にある。また、財新PMIを受け中国の景気減速に対する過度な懸念も後退しているもよう。財新が発表した中国10月の製造業PMIは49.2と3カ月連続で好不況の分かれ目である50を下回ったものの、前回の48.1から改善した。ゼロコロナ政策で製造業部門の活動が縮小しているにもかかわらず改善したことで、マーケットではひとまず安心感が広がっている。上海株も上げ幅を拡大している。

ただ、景気先行き不安は依然として残っている。一部で、中国政府による「ゼロコロナ政策」は2024年まで続くとの見通しも出ており、来年も経済活動停滞により中国景気が冷え込むことが予想される。

31日の中国全体の新規感染者は2626人ときのうの2675人とほぼ変わらずで、8月10日以来の高水準となった。感染が再び拡大しており、中国各地でコロナ規制が再導入されている。感染者が出たとして上海ディズニーランドが31日に急きょ閉鎖、1日には丹東市の空港で全ての航空便が急きょキャンセルされるなど、いきなりのコロナ措置に人々は混乱している。

豪州株は1.30%高、豪中銀理事会を受けやや上げ幅を拡大している。豪中銀は2会合連続で政策金利を25bp引き上げた。先週発表された豪CPIが32年ぶり高水準を記録したことから、一部で豪中銀が再びタカ派に転じ、今回会合で利上げ幅を50bpに引き上げるのではないかとの見方が広がっていた。

出所:MINKABU PRESS

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