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【市況】24日の株式相場見通し=反発、米株急伸受け再びリスク選好の流れに

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 24日の東京株式市場は主力株中心に広範囲に買いが優勢となり、日経平均は攻防ラインとなっている2万7000円台に再び乗せることが予想される。前週末の米国株市場ではNYダウが750ドル近い急伸をみせフシ目の3万1000ドル台を回復、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も上昇した。取引前半は米長期金利の上昇を嫌気して売りが先行したが、その後大手メディアを通じFRBの金融引き締め減速観測が浮上、これをきっかけに長期金利も上昇一服となり株式市場に投資資金が還流した。米株高を受けて東京市場も投資家のセンチメントが改善し、幅広くリスクを取る動きが強まりそうだ。外国為替市場では、政府・日銀の為替介入が行われたもようで、ドル円相場が一時144円まで急速に円高方向に押し戻されており、これが輸出セクターやインバウンド関連株にどういう形で影響するかは注目される。また、取引時間中は米株市場先物や中国や香港株市場などアジア株の動向に左右され、不安定な値動きとなるケースも考えられる。

 21日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比748ドル97セント高の3万1082ドル56セントと3日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同244.872ポイント高の1万859.716だった。

 日程面では、きょうは9月の白物家電出荷額など。海外では10月の仏PMI、10月のユーロ圏PMI、10月の英PMI,10月の米製造業PMI(いずれも速報値)など。なお、シンガポール、タイ、マレーシア市場が休場。インドは夕方1時間のみ取引。

出所:MINKABU PRESS

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