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【市況】日経平均は335円安でスタート、7&iHDやアドバンテストなどが下落/寄り付き概況

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 26975.92 (-335.38)
TOPIX  : 1898.37 (-24.10)


[寄り付き概況]

 7日の日経平均は335.38円安の26975.92円と5日ぶり反落して取引を開始した。前日6日の米株式市場は、ダウ平均は346.93ドル安の29926.94ドル、ナスダックは75.33ポイント安の11073.31で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げを懸念する売りが続き、寄り付き後、下落。低調な雇用関連指標を受けて長期金利が低下すると、安心感に一時上昇に転じた。しかし、FRBの3人の高官がそろって、インフレが高過ぎるため利上げを継続していく必要があると再表明すると過剰な利上げを警戒した売りに押され再び下落。長期金利も上昇し、取引終了にかけて、主要株式指数は下げ幅を拡大し終了た。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均が昨日までの4日続伸で1300円を超す上げとなったことから戻り待ちの売りが出やすかった。さらに、今晩発表される9月の米雇用統計を見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあった。一方、外為市場で1ドル=145円00銭台と昨日15時頃に比べ50銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価を支えた。また、政府が11月にも22年度第2次補正予算案を国会に提出すると報じられ、政策の前進を期待する向きもあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された8月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比5.1%増加した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同6.7%増だった。今日はキューブ<7112>が東証グロースに上場した。中国(上海、深セン)が休場となる。

 セクター別では、金属製品、その他金融業、保険業、機械、電気機器などが値下がり率上位、空運業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、7&iHD<3382>、アドバンテスト<6857>、村田製<6981>、ルネサス<6723>、オリックス<8591>、三菱UFJ<8306>、リクルートHD<6098>、日本電産<6594>、ダイキン<6367>、ソフトバンクG<9984>、ダブル・スコープ<6619>、三井不<8801>などが下落。他方、JR東<9020>、JR東海<9022>、エーザイ<4523>、JAL<9201>、ローム<6963>などが上昇している。

《FA》

 提供:フィスコ

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