【市況】28日の米株式市場の概況、ダウ平均株価は548ドル高と7日ぶり急反発
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
米10年債利回りの急低下を受け、NYダウやナスダック指数は大幅高となった。英イングランド銀行(中央銀行)が市場安定化に向け、長期国債の一時買い入れを開始すると発表したことで欧米の長期金利が急低下。米10年債利回りは前日の3.9%台から3.7%程度に低下した。前日までの株価下落で値頃感も台頭し買いが膨らんだ。マイクロソフト<MSFT>やアマゾン<AMZN>、テスラ<TSLA>、エヌビディア<NVDA>が高く、原油価格の上昇でエクソン・モービル<XOM>やシェブロン<CVX>が買われた。ホーム・デポ<HD>やウォルト・ディズニー<DIS>、ボーイング<BA>など景気敏感株が値を上げた。日本のエーザイと共同開発中のアルツハイマー病新薬の第3相試験の結果が良好だったことが好感されバイオジェン<BIIB>が急騰した。半面、最新のiPhoneの増産計画を見送るようだ、と報じられたアップル<AAPL>が下落。クアルコム<QCOM>やモデルナ<MRNA>、キンバリー・クラーク<KMB>が値を下げた。
ナスダック総合株価指数は、222.132ポイント高の1万1051.636と続伸した。出来高概算は、ニューヨーク市場が10億4179万株だった。
出所:MINKABU PRESS