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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、自律反発狙いの買いも

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時50分現在)

S&P500先物      3,668.70(-24.5)
ナスダック100先物  111,237.80(-73.4)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は弱含み、NYダウ先物は140ドル安。長期金利は高止まり、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


23日の主要3指数は続落。終盤は下げ幅をやや縮小したものの、ダウは486ドル安の29590ドルと4連続で下げ、約2年ぶりの安値圏に沈んだ。この日発表された主要国のPMIは低調な内容が目立ち、中銀による金融引き締めが景気を圧迫するとの懸念が売りを誘発。米国は製造業、サービス業とも前月から改善したものの、長期金利の高止まりでハイテク株が売られた。そのほか、景気敏感株の下げも続き、株価指数を圧迫した。


本日は下げ渋りか。イタリアの選挙結果や英国の財政政策不安などで欧州発のリスク要因が意識され、米国経済への影響が警戒される。ウクライナ戦争も事態打開は不透明で、買いを抑制する要因に。ダウは心理的節目の30000ドルを終値で割り込み、下値を模索する展開となる可能性もあろう。ただ、目先発表される経済指標は低調ながらもユーロ圏ほど悪化していないと予想され、指数続落の反動から自律反発狙いの買いも期待される。

《TY》

 提供:フィスコ

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