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【材料】本日の注目個別銘柄:ソースネクスト、新日科学、ミライアルなど

ソースネクス <日足> 「株探」多機能チャートより

<4344> ソースネクスト 281 +37
急伸。特に新規の材料は観測されていないものの、5日には、AI通訳アプリ「ポケトーク」を世界26カ国と地域で新たに販売開始したと発表している。7日には政府の水際対策が緩和されていることもあって、今後は海外旅行需要の増加、外国人観光顧客の増加などが想定される中、目先的に「ポケトーク」の需要拡大を期待する動きが優勢となっているもよう。

<2395> 新日科学 2940 +414
急伸。ジェフリーズ証券では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を3800円としており、買い材料視される形になっている。新しい創薬様式やワクチンへの関心の高まりは同社サービスの後押しになっているとの見方。また、同社サービスには参入障壁が高いことから、積極的な設備増強や値上げなどが可能になっていると指摘。今後3年間のEPS平均成長率は19%と予想している。

<4837> シダックス 611 +27
大幅反発。一部の取締役がユニゾン・キャピタルの保有株を自社株買いすることを創業家らに提案と報じられている。ユニゾン保有分については現在、オイシックスがTOBを行っているが、取締役会の反対などで成立の見込みがたっていない。こう着状況打開の有効な代替案と捉えているようだ。実現への高いハードルは意識されるが、その場合は、一株当たりの価値向上などにもつながることで、期待感が先行しているようだ。

<2428> ウェルネット 593 +5
上昇し、一時21年4月以来の600円台回復。9月13日よりスマホバーコード決済「stanp」の提供を開始、ファミリーマートが展開する全国店舗において取扱いを開始すると発表した。これは、オンライン決済サービス「マルチペイメントサービス」を利用し、利用者のスマホに表示されるバーコードを店頭レジで直接読み取ることで、リアルタイムに支払いが完了するサービス。今後、他のコンビニへの提供も検討としている。

<3758> アエリア 429 +4
出来高伴い続伸。子会社のサイバードが、メタバース領域でのビジネス展開の拡大を目指して、Synamonと業務提携したと発表。従来から提供しているファンロイヤル化支援サービス「FaneX」の一環として、Synamonが提供を予定しているメタバースプラットフォームを活用し、メタバース空間におけるファンサービス企画・構築・運営サービスの提供を開始するなど、新たなサービス提供の支援を行っていくようだ。

<4812> ISID 4670 +240
大幅続伸で年初来高値を更新。大和証券では投資判断を「2」から「1」に、目標株価も4200円から5800円に引き上げた。供給力に対する需要超過から高採算案件の選別受注が可能となっていること、「ビジネスソリューション」セグメントにおける自社パッケージソフトの成功などから、足元の業績成長は加速しており、今後5-10年スパンの成長・利益率向上も見通せるとしている。不況抵抗力も強いとしているようだ。

<6778> アルチザ 1185 -35
下げ渋ってもみ合い。前日に22年7月期決算を発表、営業益は14.6億円で前期比75.1%増となり、従来予想の14億円に沿った着地に。一方、23年7月期は14.6億円で横ばいを見込む。売上は2ケタ成長を見込むものの、研究開発投資の継続など先行投資負担が響くようだ。収益成長鈍化見通しを受けて売り先行でスタートしたが、もともと、コスト増による一時的な収益伸び悩みは想定されており、あく抜け感も強まる。

<3180> Bガレジ 2604 -19
続落。前日に第1四半期決算を発表。営業利益は2.6億円で前年同期比10.4%減益となっている。据え置きの通期予想は14.1億円で前期比17.1%増となっており、想定以上に低調スタートと受けとめられているようだ。円安に加えて、原材料費・輸送費上昇による粗利率の悪化、展示会出展などの一時的費用計上などが要因。なお、モバイル経由の売上伸長によって、EU売上比率は初めて8割を突破しているもよう。

<4238> ミライアル 2100 +157
大幅続伸。前日に上半期決算を発表、営業利益は14.9億円で前年同期比2.1倍となり、従来予想の13.7億円を上回る着地に。半導体市場の旺盛な需要を背景に工場の高稼働が維持されているもよう。また、新たに第3四半期業績計画も公表、累計営業利益は19.8億円で同60.6%増益を予想している。8-10月期営業利益は5億円で同7.1%減の前提となっており、一段の上振れ期待なども意識されているようだ。

<1928> 積水ハウス 2530.5 +14
伸び悩んでもみ合い。前日に上半期決算を発表、営業益は1464億円で前年同期比33.5%増となり、通期予想は従来の2360億円から2600億円に上方修正した。米国戸建住宅販売の好調など国際事業が大きく上振れるようだ。年間配当金も94円から104円に引き上げ。ただ、業績上振れを牽引の米国住宅販売に関しては、金利上昇による影響懸念が先行き拭い切れず、買い一巡後は出尽くし感も強まる流れに。
《ST》

 提供:フィスコ

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