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【市況】1日の株式相場見通し=反落、米株安止まらずリスクオフの流れ続く

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 1日の東京株式市場は、リスクを回避する動きが継続し日経平均株価は続落する公算が大きい。前日の欧州株市場ではドイツやフランスなど主要国の株価指数が軒並み安となったほか、米国株市場でも幅広い銘柄に売りが広がった。前週末のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を受け、FRBの金融引き締め策が長期化することへの警戒感が拭えず、引き続き買い手控えムードが強い。FRB高官による相次ぐタカ派発言もこれに追い打ちをかけ、景気敏感セクター中心に売りが止まらずNYダウは4日続落となった。WTI原油先物価格は終値で1バレル=90ドル台を下回り、世界景気失速への懸念を反映している。これを受け東京市場でもリスクオフの地合いが想定され、日経平均は再び2万8000円台を割り込む展開が予想される。ただ、外国為替市場では日米金利差拡大を背景にドルが買われ、1ドル=139円近辺の推移と円安に振れていることは、輸出株中心に株価の下支え材料となりそうだ。

 31日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比280ドル44セント安の3万1510ドル43セントと4日続落。ナスダック総合株価指数は同66.933ポイント安の1万1816.203だった。

 日程面では、きょうは4~6月期の法人企業統計調査、8月の新車販売台数、8月の軽自動車販売台数など。海外では8月の財新中国製造業PMI、7月のユーロ圏失業率、8月の米ISM製造業景況感指数など。

出所:MINKABU PRESS

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