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【市況】米国株見通し:弱含みか、ウクライナ情勢の悪化に警戒も

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時50分現在)

S&P500先物      4,117.50(-11.2)
ナスダック100先物  12,839.70(-42.1)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は80ドル安。原油相場は持ち直し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


23日の主要3指数は続落。前日終値を上回る場面もあったがプラスを維持できず、ダウは下げ幅縮小も154ドル安の32909ドルと3日連続のマイナスで取引を終えた。この日発表されたPMIは予想を下回り、サービス業は景気の好不況の境目となる50を大幅に割り込んだ。住宅関連指標も低調な内容で、景気減速への懸念が再燃。金融引き締めの加速の思惑で長期金利は上昇基調を維持し、全般的に売りに押される展開だった。


本日は弱含みか。明日からワイオミング州ジャクソンホールで開催される年次総会を見極めるムードが広がり、動意の乏しい展開に。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長をはじめ当局者はインフレ抑止に向けタカ派姿勢を堅持するとみられ、長期金利の先高観から積極的な株買いは入りづらい。今晩発表の耐久財受注は前回を下回ると予想され、売り材料となりそうだ。ウクライナ情勢の悪化も警戒され、売りを後押しするとみる。

《TY》

 提供:フィスコ

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