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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

リブセンス <日足> 「株探」多機能チャートより

■リブセンス <6054>  213円 (+50円、+30.7%) ストップ高

 リブセンス <6054> [東証P]がストップ高。同社は成功報酬型のビジネスモデルを特長とする求人情報サイトを運営する。コロナ禍の影響に伴う 人材不足で求人需要がここ急速に高まっており、顧客に対する拡販努力と相まって、業績は会社側の計画を上回り絶好調に推移している。前週末12日取引終了後に22年12月期業績予想の修正を発表、営業損益は従来見通しの2億8000万円の赤字から一転して2億2000万円の黒字に上方修正しており、これがポジティブサプライズとなり、投資資金が集中した。

■EDP <7794>  13,730円 (+3,000円、+28.0%) ストップ高

 イーディーピー <7794> [東証G]がストップ高。前週末12日の取引終了後に23年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を24億1500万円から27億1900万円(前期比74.1%増)へ、営業利益を7億6200万円から9億4000万円(同80.6%増)へ引き上げており、これを好感した買いが膨らんだようだ。主力商品であるLGD(人工ダイヤモンド宝石)用種結晶の受注状況が堅調に推移しており、増産対応によって売上高が増加すると見込んでいる。なお、同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高が5億7900万円、営業利益が2億4100万円だった。前年同期に四半期財務諸表を作成していないため、対前年同四半期増減率は記載していない。

■ダブスタ <3925>  2,600円 (+500円、+23.8%) ストップ高

 東証プライムの上昇率2位。ダブルスタンダード <3925> [東証P]がストップ高。同社は法人向けにビッグデータの解析受託サービスを主力展開するが、同事業のほか、人工知能(AI)を活用した業務自動化サービスが収益貢献し業績は急成長を示している。前週末12日引け後に発表した23年3月期第1四半期(22年4-6月)決算は、営業利益が前年同期比35%増の6億2800万円と好調でこれを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけた。株価は昨年11月に4950円の上場来高値をつけているが、その後は一貫して下値を探る動きを続けていた。6月下旬を境に底値離脱の展開に移行しているが、直近13週・26週移動平均線のゴールデンクロス示現を経て好決算を発表したことで、上値追い態勢に弾みがついた。

■CCT <4371>  8,500円 (+1,500円、+21.4%) ストップ高

 コアコンセプト・テクノロジー <4371> [東証G]がストップ高の8500円に買われ、実質上場来高値を更新した。前週末12日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1-6月)単独決算で、売上高57億3400万円(前年同期比66.5%増)、営業利益6億9000万円(同3.1倍)、純利益5億2400万円(同3.6倍)と大幅な増収増益となったことが好感された。DX支援事業で、実績を背景とした積極的な提案活動により大企業との取引が大幅に拡大したほか、IT人材調達支援事業も営業人員を増員し体制強化を図ったことで受注は順調に増加しており、両事業ともに大幅な増収増益となった。なお、22年12月期通期業績予想は、売上高116億2200万円(前期比49.0%増)、営業利益11億500万円(同2.0倍)、純利益7億8100万円(同90.4%増)の従来見通しを据え置いている。同時に、9月30日を基準として1株を2株に株式分割すると発表しており、これも好材料視された。投資単位当たりの金額を引き下げることで、株式の流動性を高めるとともに、投資家層の更なる拡大を図ることが目的。効力発生日は10月1日。

■トレンダ <6069>  1,709円 (+300円、+21.3%) ストップ高

 トレンダーズ <6069> [東証G]に投資資金が集中攻勢、カイ気配のまま水準を切り上げ、前週末比300円高はストップ高となる1709円に買われた。同社はネットを活用したマーケティング支援ビジネスを展開、インフルエンサーネットワークを強みとしている。ここトップラインの急拡大に加え、先行投資負担の一巡で利益も大幅な伸びを示している。前週末12日取引終了後に発表した23年3月期第1四半期(22年4-6月)決算は営業利益が前年同期比2.1倍の4億3300万円と急増した。対通期進捗率も50%を超えた。これを材料に買い人気が加速した。株価は7月下旬以降調整局面にあったが、中長期波動の分水嶺である75日移動平均線をサポートラインに一気に切り返す形となり、値ごろ感に着目した短期資金の追随買いを誘った。

■ギフティ <4449>  1,769円 (+300円、+20.4%) ストップ高

 東証プライムの上昇率4位。ギフティ <4449> [東証P]がストップ高の1769円に買われた。前週末12日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1-6月)連結決算は、売上高22億8900万円(前年同期比23.9%増)、営業利益2億6600万円(同37.0%減)、純利益1億4400万円(同40.3%減)と増収減益となったものの、通期計画に対する営業利益の進捗率は86%となっており、高進捗率を好感した買いが入ったようだ。案件単価の向上による流通額の増加や付加サービスなどの売り上げ増により、giftee for Businessサービスが四半期過去最高売り上げを更新したことに加えて、導入者数の拡大を背景にeGift Systemサービスの流通額が増加したことなどが牽引した。なお、22年12月期通期業績予想は、売上高46億7000万円(前期比25.4%増)、営業利益3億1000万円(同0.6%増)、純利益2億1500万円(同43.2%増)の従来見通しを据え置いている。

■Bマインド <7343>  885円 (+150円、+20.4%) ストップ高

 ブロードマインド <7343> [東証G]が150円高はストップ高となる885円に買われた。前週末12日の取引終了後、クレディセゾン <8253> [東証P]との間で資本・業務提携したと発表しており、これが材料視されたようだ。セゾンカード会員向けにファイナンシャルアドバイスサービスの提供拡大などを図っていく。提携に伴い、クレセゾンは市場外での相対取引によりBマインド株を100万株取得する。取得後の保有割合は18.98%となる見通し。あわせて発表した23年3月期第1四半期(4-6月)の決算は、売上高が前年同期比4.8%増の8億5600万円、営業利益が同30.4%増の1億3100万円だった。

■UFHD <4235>  4,290円 (+700円、+19.5%) ストップ高

 ウルトラファブリックス・ホールディングス <4235> [東証S]がストップ高まで買われ、上場来高値を更新した。同社は12日取引終了後、22年12月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益の見通しを従来の20億円から27億円(前期比82.3%増)に引き上げたことが好感されたようだ。売上収益の見通しも従来の161億円から186億円(同31.6%増)に上方修正。下期の前提為替レートを1ドル=110円から125円に変更したことに加え、一部価格改定効果などが収益を押し上げるとしている。

■Jトラスト <8508>  658円 (+100円、+17.9%) ストップ高

 Jトラスト <8508> [東証S]がストップ高の658円に買われ年初来高値を更新。12日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を713億円から790億円(前期比86.7%増)へ、営業利益を55億円から130億円(同2.5倍)へ、純利益を46億円から120億円(同11倍)へ上方修正しており、これを好感した買いが流入した。東南アジアで事業展開するJトラスト銀行インドネシアの業績が早期に黒字化を実現し、韓国やモンゴルに加えて国内の金融事業も順調に業績を伸ばしていることが要因としている。また、第2四半期においてNexus Bankとの株式交換にあたり、負ののれん発生益を計上したことも寄与する。同時に発表した第2四半期累計(1-6月)決算は、売上高334億3100万円(前年同期比63.8%増)、営業利益109億2700万円(同54.8%増)、純利益108億2700万円(同2.8倍)だった。

■Appier <4180>  1,085円 (+150円、+16.0%) ストップ高

 Appier Group <4180> [東証G]がストップ高の1085円に買われた。前週末12日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を177億9100万円から184億5500万円(前期比45.8%増)へ、営業損益を2億8800万円の赤字から8400万円の赤字(前期11億1700万円の赤字)へ、最終損益を4億1700万円の赤字から2億8700万円の赤字(同11億7900万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。新規顧客の獲得及び既存顧客の拡大が予想を上回り、上期売上高が想定を上回り過去最高を更新したことに加えて、下期にオペレーティング・レバレッジの改善を見込む。なお、第2四半期累計(1-6月)決算は、売上高85億5700万円(前年同期比54.2%増)、営業損益9200万円の赤字(前年同期7億8300万円の赤字)、最終損益2億3300万円の赤字(同8億5800万円の赤字)だった。

■トリドール <3397>  2,921円 (+392円、+15.5%)

 東証プライムの上昇率6位。トリドールホールディングス <3397> [東証P]が続急騰し、年初来高値を更新。前週末12日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高438億1600万円(前年同期比17.1%増)、営業利益46億9100万円(同1.6%減)、純利益36億2200万円(同21.5%増)となり、営業利益は減益となったものの通期計画を上回ったことが好感された。主力の丸亀製麺事業で、行動規制が強かった前年同期と比較して国内の移動量が回復基調で推移しイートインが大きく回復したことに加えて、テイクアウトも堅調に推移した。また、商品戦略とブランディング、販売促進を統合した統合マーケティングも奏功した。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高1770億円(前期比15.4%増)、営業利益40億円(同71.9%減)、純利益13億円(同85.5%減)の従来見通しを据え置いている。

■サイバダイン <7779>  418円 (+56円、+15.5%)

 CYBERDYNE <7779> [東証G]が続急騰。同社は8月12日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表、23年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終損益は2.4億円の黒字(前年同期は2.7億円の赤字)に浮上して着地したことが好感されたようだ。

■プロカン <9246>  5,310円 (+700円、+15.2%) ストップ高

 プロジェクトカンパニー <9246> [東証G]がストップ高の5310円に買われ年初来高値を更新した。12日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を35億円から41億6000万円へ、営業利益を6億7000万円から9億1000万円へ、純利益を4億7000万円から6億2000万円へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルス感染症流行後のニューノーマル定着や政府によるデジタルトランスフォーメーション(DX)支援が追い風となり、DX支援サービスを一気通貫で提供できる同社の上期までの業績が想定を上回って推移していることが要因としている。なお、今期から連結決算に移行したため前年との比較はない。あわせて発表した第2四半期累計(1-6月)決算は、売上高18億5500万円、営業利益4億900万円、純利益2億7900万円だった。

■第一三共 <4568>  4,211円 (+534円、+14.5%)

 東証プライムの上昇率7位。第一三共 <4568> [東証P]が3日続急騰、マドを開けて買われ上場来高値を更新した。前週末13日、抗体薬物複合体(ADC)技術に関する米シーゲン <SGEN> との紛争について、仲裁廷がシーゲンの主張を全面的に否定する判断を下したと発表しており、これが材料視されたようだ。2008年から15年に行ったシーゲンとの共同研究に関連して、ADC技術に関する特定の知的財産権がシーゲンに帰属するとの主張を受け、19年にデラウェア州連邦地方裁判所に確認訴訟を提起していた。今回の仲裁判断により、ADC技術に関する知的財産権をこれまでどおり保持し、今後も計画通りにADC製品の開発や商業化を進めていくことになるとしている。

■WSCOPE <6619>  2,240円 (+253円、+12.7%)

 東証プライムの上昇率10位。ダブル・スコープ <6619> [東証P]が続急騰。同社は8月12日大引け後に決算を発表、22年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常損益は35.1億円の黒字(前年同期は5.9億円の赤字)に浮上し、通期計画の60億円に対する進捗率は58.6%となったことで好感されたようだ。

■メドレー <4480>  3,550円 (+395円、+12.5%)

 メドレー <4480> [東証G]が続急騰。前週末12日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1-6月)連結決算が、売上高70億3100万円、営業利益12億7200万円、純利益9億6900万円となり、会計基準の変更に伴い対前期増減率はないものの、通期計画の営業利益を上回って着地したことが好感された。人材プラットフォーム事業で、人材採用システム「ジョブメドレー」の顧客事業所数及び従事者会員数が引き続き順調に増加したほか、オンライン研修システム「ジョブメドレーアカデミー」の顧客事業所数が伸長した。また、医療プラットフォーム事業でも、各プロダクトの顧客への導入が堅調に推移したことで利用医療機関数が増加した。なお、22年12月期通期業績予想は、売上高139億5000万円、営業利益9億円、純利益6億5000万円の従来見通しを据え置いている。

■恵和 <4251>  4,015円 (+430円、+12.0%)

 恵和 <4251> [東証P]が続急騰。前週末12日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を231億500万円から232億5700万円(前期比28.3%増)へ、営業利益を44億6900万円から50億8900万円(同62.3%増)へ、純利益を37億3100万円から45億7800万円(同78.2%増)へ上方修正し、従来25円としていた期末一括配当予想を50円(前期25円)へ引き上げるとしたことが好感された。上期で影響を受けた中国・上海ロックダウンが解除され、6月以降には需要の高いハイエンド機種を主とするノートパソコン・タブレット向け製品が順次回復していることに加え、車載ディスプレー向け製品の出荷も引き続き好調に推移していることなどが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期(1-6月)決算は、売上高102億1300万円(前年同期比31.1%増)、営業利益24億6900万円(同2.7倍)、純利益26億円(同3.3倍)だった。

■パンパシHD <7532>  2,408円 (+248円、+11.5%)

 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532> [東証P]が3日続急騰。前週末12日の取引終了後に発表した23年6月期の連結業績予想で、売上高1兆8900億円(前期比3.2%増)、営業利益940億円(同6.0%増)と34期連続の営業増益を見込み、年間配当を前期比1円増の18円を予定していることが好感された。今期は国内で9店舗の新規出店と4店舗の業態転換を行うほか、海外で12店舗の積極的新規出店を行う予定。また、プライベートブランド「情熱価格」を更に強化する。なお、純利益は為替差損を見込むため569億円(同8.1%減)を見込む。22年6月期決算は、売上高1兆8312億円(前の期比7.2%増)、営業利益886億8800万円(同9.2%増)、純利益619億2800万円(同15.2%増)だった。国内ではディスカウントストア事業で既存店売上高が回復基調にあるほか、海外事業でゲルソンズの新規連結や新規出店の拡大で伸長したことが寄与した。

■フェローテク <6890>  2,858円 (+265円、+10.2%)

 フェローテックホールディングス <6890> [東証S]が続急騰。前週末12日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を1800億円から1950億円(前期比45.7%増)へ、営業利益を300億円から325億円(同43.8%増)へ、純利益を170億円から200億円(同25.0%減)へ上方修正したことが好感された。持ち分法適用会社であった東洋刃物 <5964> [東証S]、大泉製作所 <6618> [東証G]の2社を連結子会社化したことが要因。また、想定為替レートを1ドル=118円から125円へ見直したことも織り込んだ。同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高433億8600万円(前年同期比56.9%増)、営業利益77億9100万円(同62.1%増)、純利益73億5500万円(同18.9%減)だった。半導体等装置関連事業で、製造装置向け真空部品や半導体製造プロセスに使用される各種マテリアル製品が販売を大きく伸ばしたほか、通信や半導体関連向けサーモモジュールや、中国の電気自動車(EV) 向けパワー半導体用基板などが好調に推移した。

■アイピーエス <4390>  2,820円 (+208円、+8.0%)

 アイ・ピー・エス <4390> [東証P]が3日続急伸。同社は8月12日大引け後に決算を発表、23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の14.5億円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の12.7億円に対する進捗率が114.8%とすでに上回り、さらに4年平均の49.4%も超えたことで好感されたようだ。

※15日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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