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【市況】アジア株 上海株は往って来い、人民銀が予想外の利下げも中国一連の指標が弱い内容 不動産投資は落ち込み幅が拡大

アジア株 上海株は往って来い、人民銀が予想外の利下げも中国一連の指標が弱い内容 不動産投資は落ち込み幅が拡大

東京時間11:30現在
香港ハンセン指数   20039.84(-135.78 -0.67%)
中国上海総合指数  3267.91(-8.98 -0.27%)
台湾加権指数     15385.09(+96.12 +0.63%)
韓国総合株価指数  2527.94(休場)
豪ASX200指数    7058.70(+26.19 +0.37%)

アジア株は高安まちまち。

上海株は0.27%安。序盤は売り優勢で始まったが、中国人民銀が予想外に金利を引き下げたことを受け、一時プラス圏を回復した。中国人民銀行は15日、1年物の中期貸出制度(MLF)金利を2.85%から2.75%に引き下げた。引き下げは予想外だった。中国当局は新型コロナ感染拡大とそれに伴うロックダウンなどの制限措置、不動産市場の低迷などで苦戦している中国経済を支えるため、7カ月ぶりに金利を引き下げた。

ただ、その後に発表された中国7月の一連の指標が弱かったことを受け、上海株は再びマイナス圏に転じている。鉱工業生産、小売売上高(前年比)は前回から伸びが鈍化、不動産投資は6.4%減と前回の5.4%減から落ち込み幅が拡大、2020年3月以来の低水準となった。

ハイテクやエネルギー関連が上昇している。保利置業集団や西蔵城市発展投資など不動産株の一角も買われている。

中国ではここに来て再び感染者が急増している。14日の中国全体の新規感染者は2312人となり、3日連続で2千人を超えた。

上海株がプラス転換したことを受け、香港株も一時プラス圏を回復したが、買いは続かず。

出所:MINKABU PRESS

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