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【通貨】豪ドル週間見通し:底堅い展開か、利上げ継続予想が下支えに


■強含み、米ドル高・円安の相場展開の影響受ける

今週の豪ドル・円は強含み。豪準備銀行(中央銀行)は8月2日に0.50ポイントの追加利上げを決定したが、今後の利上げにやや慎重な姿勢を示したことから豪ドル売りが優勢になった。ペロシ米下院議長の訪台による地政学的リスクの高まりも豪ドル売り材料となった。しかしながら、8月5日に発表された7月米雇用統計は予想外に強い内容だったことから、米ドル買い・円売りが急拡大し、この影響で豪ドルの対円レートは反転した。取引レンジ:90円52銭-93円81銭。

■底堅い展開か、利上げ継続予想が下支えに

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)は6月、7月に続いて0.50ポイントの政策金利引き上げを決定した。積極的な利上げ姿勢はやや後退したが、四半期金融政策報告では政策金利の水準見通しを22年末で3%に引き上げており、利上げ継続予想が豪ドルの下支えになりそうだ。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:92円00銭-95円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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