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【通貨】英ポンド週間見通し:もみ合いか、4-6月期GDPが手掛かり材料に


■強含み、米ドル高・円安進行の影響受ける

今週のポンド・円は強含み。英中央銀行は8月4日に政策金利を0.5ポイント引き上げることを発表したが、英国経済は10-12月から景気後退に陥るとの見通しを発表し、リスク回避のポンド売り・円買いが活発となった。しかしながら、5日発表の7月米雇用統計は予想以上に強い内容だったことから、米ドル買い・円売りが急拡大し、この影響でポンドの対円レートは反転した。取引レンジ:159円45銭-163円92銭。

■もみ合いか、4-6月期GDPが手掛かり材料に

来週のポンド・円はもみ合いか。英中央銀行は10-12月期に英国経済が景気後退に陥ると予想しており、リスク選好的なポンド買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。ただ、12日発表の4-6月期国内総生産(GDP)はプラス成長が予想されており、市場予想と一致すれば、リスク回避のポンド売り・円買いはやや縮小する可能性がある。
・12日:4-6月期国内総生産(1-3月期:前年比+8.7%)

予想レンジ:161円50銭-164円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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