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【通貨】来週の為替相場見通し=米7月CPIなど注目

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 来週のドル円相場は、7月の米消費者物価指数(CPI)の結果などに左右されそうだ。予想レンジは1ドル=131円50銭~135円00銭。

 今後の米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースを占ううえで、今晩に発表される米7月雇用統計と10日に発表される米7月CPIが注目される。特にCPIコア指数(食品とエネルギーを除く)への関心が高く、前年同月に比べた上昇率が6月の5.9%を上回る結果となれば、9月に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げを見込んだドル買いが入りやすい。ただ、FRBの積極的な金融引き締めが当面続くとの見方を背景に、米景気への影響を懸念して米長期金利が低下する可能性もあり、その場合は日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが想定される。このほかの経済指標では、10日に7月の中国CPI、11日に7月の米卸売物価指数(PPI)と米新規失業保険申請件数、12日に6月のユーロ圏鉱工業生産と8月の米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)の発表が予定されている。

出所:MINKABU PRESS

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