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【市況】米国株見通し:弱含みか、前日大幅高の反動で調整も

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時50分現在)

S&P500先物      4,150.50(-4.7)
ナスダック100先物  13,225.10(-28.2)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は10ドル安。原油相場はやや持ち直し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


3日の主要3指数は反発。序盤から上げ幅を拡大する展開となり、ダウは3日ぶりにプラスへ転じ416ドル高の32812ドルで取引を終えた。ペロシ下院議長の台湾訪問後、中国の具体的な報復はみられず、米中対立への警戒はいったん収束した。この日発表されたISM非製造業景況指数や製造業新規受注は予想を上回る内容となり、リセッション懸念の売りも一服。長期金利の失速でハイテクなどが相場を支えた。


本日は弱含みか。前日大幅高の反動で、調整の売りが出やすい地合いとなりそうだ。連邦準備制度理事会(FRB)当局者はインフレ抑止に向け総じて今後の引き締めに前向きで、長期金利が上昇方向ならハイテクを中心に売りが強まる見通し。また、ペロシ氏の訪台を受けた中国による報復措置が警戒され、積極的な買いを抑制しよう。なお、今晩は有力企業の決算発表が集中し、売り買い交錯で指数の方向感はつかみにくい。

《TY》

 提供:フィスコ

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