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【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:コラボスは大幅反落、タスキが急騰

コラボス <日足> 「株探」多機能チャートより

<3908> コラボス 402 -24
大幅反落。2日大引け後、23年3月期第1四半期決算を発表、最終損益が300万円の赤字に転落した。配当金は引き続き未定としている。売上高は主力サービスの拡販に努めたため同1.0%増の5.81億円となったが、中期経営計画における新サービス「GROWCE」のソフトウエア償却費等の先行コストが発生し、全体として売上原価を押し上げた。また、運用体制強化に伴う人件費等の増加、販売費及び一般管理費の増加が影響した。これらをネガティブ視する動きが優勢となっている。

<4480> メドレー 3320 +120
大幅反発。2日大引け後、クラウド診療支援システム「CLINICS」の大幅アップデートを発表、2022年8月1日より提供を開始した。今回のアップデートにより同システムは、対面診療/オンライン診療を問わず、「予約・問診・診察・会計」がシームレスに繋がった診療体験を患者に提供し、医療機関と患者の外来診療にまつわる非効率さの解消に貢献するようだ。同社は、既存の医療提供体制の効率化や患者行動の変革に貢献できるよう、引き続きサービス開発提供に励んでいくという。

<4448> Chatwork 366 +8
急反発。顧客対応クラウド「Re:lation」を提供するインゲージと業務提携すると発表した。「Re:lation」は、メールや電話、LINE、チャット、SNSやECサイト経由の問い合わせに至るまで、複数チャネルの問い合わせを1つの画面に集約し、複数ユーザーで共有・管理できる顧客対応ツール。Chatworkはビジネスチャット「Chatwork」を展開しており、その相談窓口となる「Chatwork DX相談窓口」の提案サービスとして、新たに「Re:lation」の提供を開始する。

<4019> スタメン 497 +22
急伸。自社で開発・提供する、従業員エンゲージメントを高めるITサービス「TUNAG(ツナグ)」の利用企業数が、2022年8月に500社を突破したことを発表。コロナ禍をきっかけにリモートワークが広まり、企業と従業員の結びつきを示す「従業員エンゲージメント」のニーズが高まっている。矢野経済研究所が21年7月に公表した調査によると、関連市場規模は19年時点の約30億円から23年には約2倍以上の65億円になるという。人的資本経営への注目度が高まるなか、同社は今後もサービス機能の改善・追加を行っていく方針。

<2987> タスキ 1039 +139
急騰。22年9月期第3四半期(21年10月-22年6月)決算を発表した。営業利益は前年同期比80.6%増の11.25億円。積極的な販売活動で29件の引渡しを行い、売上高は同66.0%増加し、第3四半期として過去最高となった。また、クラウドファンディング事業では、「TASUKI X-Techファンド#1」で5000万円を募集し、募集開始約12分で満額申し込みを達成するなど、注目度を高めている。22年9月期営業利益は前期比25.5%増の15.70億円予想。

<4192> スパイダープラス 608 +30
急反発。リコー<7752>との協業を発表。リコーの「RICOH360」プラットフォーム事業と同社の建設DXサービス「SPIDERPLUS」事業との協業を開始するという。同社が培ってきた建設DXにおける課題解決力と、リコーグループの360°カメラに関する技術・ノウハウを掛け合わせることで、建設現場のDXを加速化する。2024年4月より改正働き方改革関連法が施行され、残業時間の上限に罰則規定が設けられるなど、業界の生産性改善が急務となるなか、業界での課題解決に取り組む方針。
《ST》

 提供:フィスコ

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