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【材料】<動意株・30日>(大引け)=三陽商、東京通信、ピアズなど(その2)

サニーサイド <日足> 「株探」多機能チャートより
 サニーサイドアップグループ<2180>=急速人気で一時ストップ高。29日の取引終了後、22年6月期の連結経常利益を従来予想の12億円から12億5000万円(前期比87.7%増)へ上方修正すると発表。従来の3期ぶりの過去最高益予想を更に上乗せしており、これが好感されている。同時に、米国子会社bills waikikの全出資持ち分を譲渡することを決定したと発表。これに係る費用を業績予想に織り込んでいたが、条件などの精査が進んだことや、直近の事業進捗などを踏まえて改めて見直したという。あわせて、発行済み株式数の0.99%にあたる15万株または1億円を上限に自社株買いを実施すると発表したことも好材料視されている。

 サンリオ<8136>=上昇加速で年初来高値更新。同社株は前日こそ上昇一服となったものの、6月下旬を境に上値追いを鮮明としている。「ハローキティ」をはじめとした人気キャラクター商品の販売やライセンスビジネスを展開するが、海外戦略にも余念がない。29日取引終了後、子会社サンリオ上海がアリババ集団<BABA>のグループ企業であるAlifish社と中国大陸におけるマスターライセンス契約を締結すると発表、これが株価を強く刺激する材料となった。契約期間は来年1月1日からの5年間で、サンリオ上海はロイヤルティー収入を得るが、中国市場におけるサンリオのブランド価値向上に向けた経営戦略の観点からも注目されている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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