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【市況】東京株式(前引け)=反落、米株安を受け一時360円強の下げ

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 29日前引けの日経平均株価は前営業日比289円48銭安の2万6759円99銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は6億1319万株、売買代金概算は1兆3635億円。値上がり銘柄数は583、対して値下がり銘柄数は1164、変わらずは87銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は主力株をはじめ幅広く売りに押される展開となった。前日の米国株市場では、経済指標発表を受けた投資家心理の悪化を背景にNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅安に売り込まれた。これを受け東京市場でもリスク回避ムードが強まった。日経平均は前日まで4日続伸で900円も水準を切り上げており、その反動できょうは目先筋の売り急ぎを誘発した。一時は360円強の下げをみせたが、下値で押し目買いが入り前引けは下げ渋っている。

 個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置の主力銘柄が安いほか、ソニーグループ<6758>も軟調。川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>なども売りに押された。ファーストリテイリング<9983>、任天堂<7974>なども下落した。ピックルスコーポレーション<2925>が急落、新日本科学<2395>、日本電気硝子<5214>の下げも目立った。半面、東京電力ホールディングス<9501>が逆行高、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>も値を上げた。富士通<6702>が上昇、資生堂<4911>も高い。スギホールディングス<7649>が大幅高、アスクル<2678>、ロードスターキャピタル<3482>なども値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS

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