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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】 達成感からのショートの仕掛けよりも、押し目狙いのロング対応に


大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 26690 -80 (-0.29%)
TOPIX先物 1878.5 -1.0 (-0.05%)
シカゴ日経平均先物 26705 -65
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 27日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が下落。5月の耐久財受注が前月比0.7%増とコンセンサス(0.1%増程度)を上回ったほか、低下を見込んでいた5月の中古住宅販売仮契約指数が予想外の上昇となったことが好感される局面もあった。だが、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めによる景気後退への懸念は根強く、次第に前週の大幅な上昇に対する利益確定の売りが優勢となった。また、2年債と5年債入札が低調な結果だったことから米長期金利が上昇し、ハイテク株の重荷となった。

 S&P500業種別指数はエネルギー、公益事業、ヘルスケア機器・サービスが上昇する一方で、小売、耐久消費財・アパレル、ソフトウエア・サービスが下落。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、日中大阪比65円安の2万6705円で終えた。日経225先物(9月限)のナイトセッションは日中比80円高の2万6850円で始まり、一時2万6950円まで上げ幅を広げた。その後は、2万7000円接近で利食いも意識されて、2万6780円~2万6880円辺りで保ち合ったが、米国市場の取引開始後に下落に転じると、一時2万6660円まで売られた。ただし、下値も堅く、終盤にかけて2万6690円~2万6750円でこう着し、2万6690円で取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、利食い先行で始まることになりそうだ。ナイトセッションの開始直後に2万6950円まで買われ25日移動平均線(2万6926円辺り)を突破する場面も見られたが、2万7000円を捉えることができなかった。もっとも、25日線までのリバウンドによって自律反発としては達成感が意識されやすい水準までの戻りを見せたことで、利食いは出やすいところだろう。

 米国市場でも長期金利の上昇がハイテク株への重荷とはなったが、SOX指数は小幅な下落にとどまっているほか、ナスダックは前週末に突破した25日線での底堅さは見られた。NYダウ、S&P500にも25日線接近で利食いは出やすい水準である。そのため、達成感から日経225先物のショートを仕掛けてくる動きというよりは、押し目狙いのロング対応になりそうだ。また、直近のリバウンドは急落局面でポジションを解消したことによる買い戻しが中心と見られ、ロングポジションに大きく傾いている需給状況ではないだろう。

 30日には5月の米個人消費支出(PCE)コアデフレーターの発表が控えているため慎重姿勢は崩せない一方で、インフレがピークに達したといった見方に向かわせる可能性はある。また、VIX指数は26.95に低下した。依然として75日線が支持線として機能しており、慎重姿勢は崩せないだろうが、低下傾向が継続するなかでは安心感につながると考えられる。

 昨日のNT倍率は先物中心限月で14.24倍に上昇し、25日線(14.22倍辺り)を突破した。一時14.27倍まで上げる場面もあり、NTロングの動きだった。本日は米国市場の下落を受けて指数インパクトの大きい値がさ株では利食い優勢とみられNT倍率は低下が見込まれるものの、25日線辺りで底堅く推移するようであれば、NTロングのポジションを組成する動きが意識されてきそうだ。

株探ニュース


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