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【材料】ゲームストップが上昇 決算にアナリストからは前向きな評価も=米国株個別

 ゲーム販売のゲームストップ<GME>が引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株損益の赤字は予想以上だった。同社は第2四半期に非代替性トークン(NFT)マーケットプレイスでの取引を可能にするため、ウォレットを拡張したと発表した。当座資産は10.3億ドルで期末を迎えた。

 同社はゲーム小売販売から暗号通貨と非代替性トークンにシフトする中で、予想を上回る売上高を報告した。昨年取締役に就任したコーエン氏は、ゲーマーがゲームディスクの購入からデジタルダウンロードに移行したため伸び悩んでいるゲームストップの成長を復活させようとしている。

 コーエン氏は同社を暗号通貨に押し込む計画について、今月初めにデジタル資産ウォレットを立ち上げ、ゲーマーがウェブブラウザを立ち上げたままで暗号通貨やNFTの保管、送金、受け取りができるようにした。

 アナリストからは、「同社は事業の中心を暗号通貨とNFTにシフトさせようとしている中、積極投資による現金流失が懸念となっているが、今回の決算で示されたキャッシュポジションは短期的な利益低下を無視できるほど健全を維持している」と述べた。NFTウォレットの立ち上げを成功させるための雇用と投資は良いスタートだとも指摘した。

 株価は売りが先行して始まり、一時115ドル台半ばまで下落したものの、売り一巡後は買い戻しが活発に入り、プラス圏に浮上している。

(2-4月・第1四半期)
・1株損益(調整後):-2.08ドル(予想:-1.16ドル)
・売上高:13.8億ドル(予想:13.3億ドル)
  ハードウェアとアクセサリー:6.74億ドル
  ソフトウェア:4.84億ドル
  コレクターズアイテム:2.21億ドル
・販管費:4.52億ドル

(NY時間10:39)
ゲームストップ<GME> 126.67(+5.27 +4.34%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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