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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

ペルセウス <日足> 「株探」多機能チャートより

■ペルセウス <4882>  447円 (+80円、+21.8%) ストップ高

 ペルセウスプロテオミクス <4882> [東証G]がストップ高。18日の取引終了後、富山大学と富山県との間で新型コロナウイルス感染症に対する「スーパー中和抗体(開発コード:UT28K)」についての共同研究に関する覚書を締結したと発表しており、これが材料視されたようだ。スーパー中和抗体とは、富山大学が昨年取得し命名したヒト型・モノクローナル中和抗体のことで、新型コロナの既存の変異株や今後出現すると考えられる新たな変異株の感染を防ぐ治療薬となり得ることが確認されているという。会社側では、この中和抗体の一刻も早い事業化に向けて富山大学の事業パートナーとして選定され、今回契約の締結に至ったとしている。

■VIX短先物 <1552>  2,628円 (+337円、+14.7%)

 国際のETF VIX短期先物指数 <1552> [東証E]が5日ぶりに急反騰。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。18日の米VIX指数は前日17日に比べ4.86(18.62%)ポイント高の30.96に急上昇した。米小売大手、ターゲット <TGT> の決算が市場予想を下回ったことが嫌気され、同日のNYダウは1164ドル安と急落し、今年最大の下げ幅を記録した。インフレが企業業績を圧迫するとの見方が強まるなか、ナスダック指数も急落。この米株安を受け、VIX短先物は値を上げた。

■東洋建 <1890>  921円 (+80円、+9.5%)

 東証プライムの上昇率2位。東洋建設 <1890> [東証P]が続急伸。任天堂 <7974> [東証P]創業家の資産運用会社「ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス(YFO)」は18日、東洋建に対する株式公開買い付け(TOB)を1株1000円で実施することを正式に提案した。東洋建の取締役会が賛同し、株主に対して応募推奨を行うことを決議することをTOBの前提条件としている。条件が充足されれば、6月下旬をメドにTOBを開始する。

■Jテック・C <3446>  1,904円 (+108円、+6.0%)

 東証プライムの上昇率8位。ジェイテックコーポレーション <3446> [東証P]が続急伸。超高精度X線集光ミラーを手掛けているが、これはナノレベルでも先端を行く超ハイスペック商品で、理化学研究所向けを中心に研究機関が主要顧客となっている。ただ、今後は市場急拡大が予想されているEUV露光装置の次世代機向けでも需要獲得が期待されている。業績面では22年6月期は営業損益が1億9400万円の黒字を会社側は見込んでいるが、23年6月期以降はX線集光ミラーが牽引する形で収益の大幅な伸びも期待されている。直近では、東邦鋼機製作所(三重県四日市市)との共同開発で、次世代パワー半導体材料として注目されるSiCやGaNなどの化合物材料の表面加工で有力視されるCARE加工技術の実用化を推進していく計画を発表しており、株価の刺激材料となったようだ。

■イオンファン <4343>  2,313円 (+116円、+5.3%)

 東証プライムの上昇率9位。イオンファンタジー <4343> [東証P]が5日続急伸、約3ヵ月半ぶりに年初来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が18日付で同社の投資判断「オーバーウエイト(強気)」を据え置き、目標株価を前回の2460円から3060円へ引き上げており、これを好感する買いが入った。23年2月期の3期ぶり営業黒字化計画などが評価され、今後の同社株価はボトムアウト傾向を強めるとみている。注目点として、中国とアセアンにおけるレジャー需要及び海外収益の回復ペース、国内の新規事業(オンラインクレーン、カプセルトイ専門店、プライズ専門店など)の収益動向を挙げた。海外レジャー需要回復の遅れを踏まえ、同証券による23年2月期以降の業績予想を下方修正したが、来期から2ケタ増益の見方は変わっていない。

■テンダ <4198>  1,695円 (+66円、+4.1%)

 テンダ <4198> [東証S]が大幅続伸。18日の取引終了後、三友テクノロジー(東京都新宿区)の全株式を取得し子会社化すると発表しており、これが好感されたようだ。三友テクノロジーは専門性の高いPOSレジスターソリューションや画像認識、識別ソリューションの特化技術、データ解析・AI開発のプログラミング言語の対応力に強みを持つソフトウェア受託開発企業。IT・DX(デジタルトランスフォーメーション)エンジニア確保によるエンジニアリング機能の強化や専門領域における顧客基盤の獲得などにつなげる方針だ。
■オープンH <3288>  5,060円 (+125円、+2.5%)

 オープンハウスグループ <3288> [東証P]が続伸。18日の取引終了後、上限を304万株または150億240万円とする自社株を19日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表しており、これが好感されたようだ。同社は13日に上限750万株(発行済み株式総数の5.94%)または300億円を上限とする自社株取得を発表し、取得方法の一つにToSTNeT-3による買い付けを挙げていた。

■多摩川HD <6838>  778円 (+18円、+2.4%)

 多摩川ホールディングス <6838> [東証S]が続伸。同社は19日、東北大学の協力を得て、小型原子時計に高周波発振水晶振動子を組み込んだ次世代高周波発振器の開発に成功したと発表しており、これが株価を刺激したようだ。同社は今回の開発を起点に、政府が推進する次世代通信・デジタル高速処理技術を統合化した社会基盤構築(精度の高い自動運転、ロボット制御、よりセキュリティーの高い電子決済など)や、デジタル田園都市(スマートシティ)構想の実現に不可欠な高周波帯域の通信デバイス開発を加速させるとしている。

■オプテクスG <6914>  1,942円 (+37円、+1.9%)

 オプテックスグループ <6914> [東証P]が反発。岩井コスモ証券は18日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を1900円から2250円に引き上げた。同社はセンサーの総合メーカーで自動ドア用からFA用まで幅広く展開している。第1四半期(1-3月)の連結営業利益は前年同期比59.8%増の21億2000万円と好調だった。新たにグループ入りしたミツテックの寄与に加え販管費率の低減などが寄与した。22年12月期の同利益は前期比29.6%増の60億円が予想されているが、同証券では65億円への増額修正を予想。23年12月期は78億円への増益を見込んでいる。

■青山商 <8219>  805円 (+15円、+1.9%)

 青山商事 <8219> [東証P]が5日続伸、全般下げ相場のなか強さ発揮した。前週末13日の取引終了後に発表した23年3月期業績予想では営業2.7倍増益とし、黒字転換を果たした前期に続きコロナ禍からの回復傾向を鮮明とした。配当予想も前期比6円増の14円を見込んだ。今期の良好な見通しを受けて翌営業日16日の同社株は大幅高となり、その後も上値指向を継続。19日は全体相場にツレ安する格好で朝方安く始まったものの、次第に買いが入りプラスに転じた。

■オキサイド <6521>  5,630円 (+80円、+1.4%)

 オキサイド <6521> [東証G]が続伸。全体急落相場のなか反落スタートとなったがすぐにプラス圏へ切り返した。18日の取引終了後、横浜国立大学発のスタートアップ企業であるLQUOM(神奈川県横浜市)と、長距離量子通信機器の実用化に向けた研究開発を目的に資本業務提携すると発表。これが好材料視された。両社は世の中の喫緊の課題であるセキュリティーが保証された通信方式の中で最有力方式である長距離量子通信において、それぞれの有する知見に基づき、構成機器である量子もつれ光源、量子中継器及びこれらを統合した通信システムの構築に関する研究・開発を行うという。資本面では同社がLQUOMの株式約3%を取得する予定だ。

※19日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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