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【市況】現金比率が01年9月以来の高水準に 米大手銀のファンドマネジャー調査=米国株

NY株式17日(NY時間13:22)
ダウ平均   32585.39(+361.97 +1.12%)
ナスダック   11929.66(+266.87 +2.29%)
CME日経平均先物 26820(大証終比:+190 +0.71%)

 NY時間の午後に入って、NY株式市場は堅調な値動きが続いている。ダウ平均は400ドル超上昇して始まった後に伸び悩む場面も見られたものの、再び上値追いの動きとなっている。

 きょうは米大手銀のファンドマネジャー調査が伝わり、投資家が保有する現金の比率が2001年9月以来の高水準に達したことが明らかとなった。世界経済の成長見通しが過去最悪に落ち込み、スタグフレーションへの懸念も広がる中、投資家は株式相場の一段安も見込んでいる。

 米銀は調査結果について「極度に弱気」と表現。運用資産が計8720億ドルの投資家を対象としたこの調査では、タカ派の中央銀行が最大のリスクと見なされ、世界的な景気後退がそれに続いた。スタグフレーションへの懸念は08年以降で最も高くなっている。

 投資家は目先のベア・マーケット・ラリー(弱気相場の中での一時的な株高)を見込んでいるが、最終的な底は打っていないと指摘。一段の米利上げが見込まれる中で、市場はまだ完全降伏していないと論じた。

 また、IT・ハイテク株のショートポジションが06年以降の最大となっているとしている。全体として投資家は現金と商品、ヘルスケア、生活必需品を大幅なロングに、IT・ハイテク株と欧州、新興市場などを大幅にショートにしているという。

アップル<AAPL> 148.34(+2.80 +1.92%)
マイクロソフト<MSFT> 265.13(+3.63 +1.39%)
アマゾン<AMZN> 2269.00(+52.79 +2.38%)
アルファベットC<GOOG> 2331.36(+35.51 +1.55%)
テスラ<TSLA> 760.14(+35.77 +4.94%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 201.96(+1.92 +0.96%)
AMD<AMD> 102.88(+8.64 +9.17%)
エヌビディア<NVDA> 180.29(+7.65 +4.43%)
ツイッター<TWTR> 38.57(+1.18 +3.16%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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