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【通貨】豪ドル週間見通し:底堅い展開か、4月雇用統計に期待


■下落、米中景気減速懸念で豪ドル売り強まる

今週の豪ドル・円は下落。中国の4月貿易統計で輸出の伸びが鈍化し、輸入は横ばいにとどまったことが嫌気されたようだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は大幅利上げを継続する方針であること、世界経済の大幅な減速が警戒されていることもリスク回避の豪ドル売り・円買いを促す要因となった。取引レンジ:87円31銭-92円48銭。

■底堅い展開か、4月雇用統計に期待

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)は6月開催の理事会で追加利上げを決定する可能性が十分あることが意識されそうだ。また、豪準備銀行の四半期金融政策報告で雇用の改善継続見通しが示されており、4月雇用統計も期待されそうだ。ただ、5月21日実施の豪総選挙を控えてリスク選好的な豪ドル買い・円売りが大きく広がる可能性は低いとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・17日:豪準備銀行5月理事会議事要旨
・19日・4月雇用統計(3月:失業率4.0%、雇用者数増減:+1.79万人)

予想レンジ88円50銭-91円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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