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【市況】NY株式:米国株式市場は上昇、金融混乱への脅威が後退

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

ダウ平均は466.36ドル高の32,196.66ドル、ナスダックは434.04ポイント高の11,805.00で取引を終了した。

暗号資産市場が持ち直したことで、金融市場に混乱がもたらされるとの脅威が後退し、寄り付き後上昇。ハイテク株も下げ止まったため、主要株式指数は安心感から終日堅調に推移した。セクター別では自動車・自動車部品、半導体・同製造装置の上昇が目立った。

後払いサービスを提供するフィンテックのアファーム(AFRM)は四半期決算で、損失が警戒されたほど拡大しなかったほか、クラウドベースの商取引プラットフォームを提供するショッピファイ(SHOP)との提携の1年延長を発表し、大幅高。ショッピファイも買われた。航空機メーカーのボーイング(BA)は関係者の発言で米連邦航空局(FAA)が同社のボーイング787ドリームライナー機承認には更なるデータが必要と見ていることが明らかになったが、むしろ承認への過程が前進しているとの見方により上昇。一方、短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は電気自動車メーカーテスラ(TSLA)の最高経営責任者(CEO)マスク氏が同社に対する買収を一時保留するとツイートしたため下落した。テスラは上昇。

クリーブランド連銀のメスター総裁は、保有資産縮小の一環で、どこかの段階で住宅ローン担保証券(MBS)を売却することを支持する考えを示した。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

 提供:フィスコ

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