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【市況】ダウ平均7日ぶり反発、ナスダックは一時4%を超える上昇を見せる=米国株概況

ダウ平均7日ぶり反発、ナスダックは一時4%を超える上昇を見せる=米国株概況

 きょうのNY株式市場でダウ平均は7営業日ぶりに反発した。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が466.36ドル高の3万2196.66ドル、ナスダック総合指数が434.04高の1万1805.00、S&P500が93.81高の4023.89。

 今週の注目材料であった米消費者物価指数、生産者物価指数の発表をこなしたことで市場に一服感が出ていた。これまでの下げで値ごろ感が出ていたことに加え、週末を前にポジション整理の意識もあり、朝から買いが目立つ展開。ダウ平均株価は大幅高でスタート。その後も買いが継続し、上げ幅は一時500ドルを超える形となった。

 比較的幅広い銘柄が買われたが、とくにハイテク関連の買いが目立った。そのためハイテク中心のナスダックはダウ平均以上の上昇に。

 これまでの下げ局面で売りが目立ったGAFA関連など大型グロース株は大きく買い戻された。半導体のエヌビディアは一時上昇率が10%を超えていた。ネットフリックス<NFLX>、テスラ<TSLA>、アマゾン<AMZN>なども大幅高に。

 テスラ<TSLA>の会長で起業家のイーロン・マスク氏による買収手続きが進むツイッター<TWTR>は、マスク氏が買収手続きを一時保留とすることを発表し大きく値を落とした。一時10%を超える下げ、終値ベースでも9.67%の下げに。マスク氏は、偽アカウントの全体に占める割合などのついて調査を行うとした。また、米証券取引委員会が、マスク氏による同社株の買い付けに関して、5%超え後の報告書の遅れについて調査と報じられたこともツイッター株売りにつながった。

 NY原油の上昇もあって石油メジャーがしっかり。その他銘柄では金融株なども買いが出る流れに。

 昨日の下げからの反発もあって朝から買いが入っていたボーイングは、一時上昇の寄与度でトップに立つなど全体を支える格好となっていた、しかし、米連邦航空局が同社が提出していた787旅客機の航空会社への納入再開を承認するための書類が不完全と報じられたことで急落し、一時マイナス圏に。


アルファベット(C) 2330.31(+67.09 +2.96%)
フェイスブック 198.62(+7.38 +3.86%)
ネットフリックス 187.64(+13.33 +7.65%)
テスラ 769.59(+41.59 +5.71%)
アマゾン 2261.10(+122.49 +5.73%)
エヌビディア 177.06(+15.31 +9.47%)
ツイッター 40.72(-4.36 -9.67%)

ダウ採用銘柄
ボーイング 127.20(+4.06 +3.30%) 
シェブロン  167.87(+3.16 +1.92%) 
JPモルガン 119.09(+1.05 +0.89%)
ゴールドマン  306.99(+7.58 +2.53%)
アメックス  158.75(+5.48 +3.58%) 
アップル  147.11(+4.55 +3.19%)
マイクロソフト  261.12(+5.77 +2.26%)
インテル  43.60(+0.76 +1.77%)
ファイザー 49.92(-0.47 -0.93%)
メルク  90.41(-0.42 -0.46%)
シスコシステムズ  49.56(+1.27 +2.63%)


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