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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):TOYO、コスモHD、SBG

TOYO <日足> 「株探」多機能チャートより
■TOYO TIRE <5105>  1,702円  +195 円 (+12.9%)  本日終値
 TOYO TIRE<5105>が続急伸。12日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を4550億円から4850億円(前期比23.2%増)へ、営業利益を445億円から500億円(同5.8%減)へ、純利益を296億円から385億円(同6.9%減)へ上方修正し、あわせて中間26円・期末32円の年58円としていた配当予想を中間30円・期末40円の年70円にすると発表しており、これらが好感された。足もとで特に北米市場においてタイヤ需要が好調であることに加えて、急速な円安進行に伴い為替差益を計上することが要因としている。なお、同時に発表した第1四半期(1~3月)決算は、売上高1017億7300万円(前年同期比16.0%増)、営業利益161億7200万円(同27.3%増)、純利益177億9700万円(同46.4%増)だった。

■コスモHD <5021>  3,485円  +390 円 (+12.6%)  本日終値
 12日に発表した「9.55%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の9.55%にあたる800万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月13日から11月30日まで。

■KNTCT <9726>  1,580円  +176 円 (+12.5%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期最終は黒字浮上へ」が好感された。
 KNT-CTホールディングス <9726> [東証S] が5月12日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期の連結最終損益は57.7億円の赤字(前の期は284億円の赤字)に赤字幅が縮小し、23年3月期は40億円の黒字に浮上する見通しとなった。
  ⇒⇒KNTCTの詳しい業績推移表を見る

■ソフトバンクグループ <9984>  5,040円  +549 円 (+12.2%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>が6日ぶり急反騰。12日取引終了後に発表した22年3月期の最終損益は1兆7080億円の損失となり、同社としては過去最大の赤字となった。前の期は5兆円近い利益で過去最高を記録していたが、世界的な成長株の下落を背景に、業績が一転して急速に落ち込む状況に陥っている。同社傘下の巨額ファンドであるビジョン・ファンドは、米ウーバーテクノロジーズなどをはじめ投資先企業の株価が大幅に水準を切り下げたことで、3兆7388億円の投資損失を計上した。ただ、前日は空売りを交えて400円近い急落で安値引けとなっていたことで、きょうは目先突っ込み警戒感からの買い戻しなども入りやすい状況にあった。

■IIJ <3774>  4,170円  +440 円 (+11.8%)  本日終値
 インターネットイニシアティブ<3774>は後場一段高。正午ごろに発表した23年3月期連結業績予想で、売上高2500億円(前期比10.5%増)、営業利益272億円(同15.5%増)、純利益175億円(同11.7%増)と2ケタ営業増益を見込み、年間配当予想を前期比10円50銭増の58円50銭と予定していることが好感された。ネットワークサービス部門で前期からの旺盛な需要が継続していることに加えて、大型複合案件の売り上げが順次加算されることが寄与する。また、システムインテグレーション部門ではオフィスITなどのネットワークインテグレーション需要に加え、大口・開発案件などでシステムインテグレーション構築売り上げの大幅な増加が期待できるとしている。22年3月期決算は、売上高2263億3500万円(前の期比6.3%増)、営業利益235億4700万円(同65.3%増)、純利益156億7200万円(同61.4%増)だった。

■レオン自動機 <6272>  1,216円  +115 円 (+10.5%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常は74%増益、8円増配へ」が好感された。
 レオン自動機 <6272> [東証P] が5月12日大引け後(15:15)に決算を発表。22年3月期の連結経常利益は前の期比9.5%減の14.6億円になったが、23年3月期は前期比73.7%増の25.5億円に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒レオン自動機の詳しい業績推移表を見る

■ダイワボウ <3107>  1,766円  +163 円 (+10.2%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常は12%増益へ」が好感された。
 ダイワボウホールディングス <3107> [東証P] が5月12日大引け後(15:30)に決算を発表。22年3月期の連結経常利益は前の期比31.4%減の245億円に落ち込んだが、23年3月期は前期比12.0%増の275億円にV字回復する見通しとなった。
  ⇒⇒ダイワボウの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「2.52%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の2.52%にあたる240万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月13日から10月31日まで。

■丸井グループ <8252>  2,386円  +206 円 (+9.5%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常は8%増益、6円増配へ」が好感された。
 丸井グループ <8252> [東証P] が5月12日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期の連結経常利益は前の期比2.4倍の355億円に急拡大し、23年3月期も前期比8.3%増の385億円に伸びる見通しとなった。
  ⇒⇒丸井グループの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「6.99%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の6.99%にあたる1400万株(金額で240億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月1日から23年3月31日まで。

■第一興商 <7458>  3,830円  +330 円 (+9.4%)  本日終値
 12日に決算を発表。「前期営業が上振れ着地・今期は黒字浮上へ」が好感された。
 第一興商 <7458> [東証P] が5月12日大引け後(15:30)に決算を発表。22年3月期の連結営業損益は2.8億円の赤字(前の期は26.9億円の赤字)に赤字幅が縮小し、従来予想の10億円の赤字を上回って着地。23年3月期は100億円の黒字に浮上する見通しとなった。
  ⇒⇒第一興商の詳しい業績推移表を見る

■リログループ <8876>  1,970円  +165 円 (+9.1%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期最終は1%増で2期連続最高益、前期配当を7円増額・今期は2円増配へ」が好感された。
 リログループ <8876> [東証P] が5月12日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期の連結最終利益は前の期比87.0%増の156億円に拡大し、従来予想の114億円を上回って着地。23年3月期は前期比1.0%増の158億円とほぼ横ばいを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。同時に、前期の年間配当を22円→29円(前の期は19円)に増額し、今期も前期比2円増の31円に増配する方針とした。
  ⇒⇒リログループの詳しい業績推移表を見る

■フレクト <4414>  2,309円  +400 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値
 フレクト<4414>がストップ高まで買われた。同社は12日取引終了後に、23年3月期通期の単独業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比50.8%増の3億8600万円としていることが好感されたようだ。売上高は同31.0%増の47億7200万円を見込む。クラウドインテグレーションサービスはデジタルトランスフォーメーション(DX)支援の旺盛な需要が追い風になるとみているほか、モビリティ業務最適化クラウド「Cariotサービス」では新規の契約数及びMRR(月次経常収益)の増加を目指すとしている。

●ストップ高銘柄
 BASE <4477>  375円  +80 円 (+27.1%) ストップ高   本日終値
 I-ne <4933>  3,790円  +700 円 (+22.7%) ストップ高   本日終値
 フレクト <4414>  2,309円  +400 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値
 インパクト <6067>  3,135円  +504 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値
 ナガホリ <8139>  950円  +150 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値
 など、21銘柄

●ストップ安銘柄
 ジャパンエン <6016>  1,164円  -300 円 (-20.5%) ストップ安   本日終値
 キッズウェル・バイオ <4584>  358円  -80 円 (-18.3%) ストップ安   本日終値
 エン・ジャパン <4849>  2,453円  -500 円 (-16.9%) ストップ安   本日終値
 日医工 <4541>  522円  -100 円 (-16.1%) ストップ安   本日終値
 など、4銘柄

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