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【市況】後場の日経平均は64円高でスタート、東京電力HDや三井物産が高い/後場の寄り付き概況

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 26883.46 (+64.93)
TOPIX  : 1911.50 (+13.15)


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比64.93円高の26883.46円と、前引け(26850.53円)から上げ幅を広げてスタート。ランチタイム中の225先物は26840円~26920円のレンジで強含み。ドル・円は1ドル=130.50-60円と朝方から30-40銭ほど円安・ドル高水準に傾いている。アジア市況は総じて軟調で、上海総合指数が2%超、香港ハンセン指数は4%近くの下落率で推移。後場の日経平均は引けにかけてプラス転換した前場の流れを引き継いで堅調スタート。連邦公開市場委員会(FOMC)を通過してもなお残るインフレ・金利高懸念がくすぶる一方、為替の円安などが下支えしている。また、ハイテク・グロース株の下落が重しとなる一方、商社やエネルギーなど市況関連を中心とした景気敏感株への買いが相場を押し上げている。ほか、岸田首相が新型コロナ対策の水際対策を6月にも緩和すると表明したほか、原発再稼働の意向を示したことも投資家心理の改善に寄与しているもよう。

 セクターでは鉱業、電気・ガス、石油・石炭製品などが上昇率上位に並んでいる一方、サービス、情報・通信、その他製品などが下落率上位に並んでいる。東証プライム市場の売買代金上位では、東京電力HD<9501>が急伸しているほか、三井物産<8031>、コマツ<6301>、INPEX<1605>などが大幅高。ほか、トヨタ自<7203>、商船三井<9104>、三菱UFJ<8306>、富士通<6702>、武田薬<4502>、JT<2914>、信越化<4063>なども上昇。一方、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、OLC<4661>、資生堂<4911>、リクルートHD<6098>、日本電産<6594>などが軟調に推移。
《CS》

 提供:フィスコ

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