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【市況】米国株見通し:伸び悩みか、自律反発も引き締めを意識

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時50分現在)

S&P500先物      4,155.20(+23.3)
ナスダック100先物  12,946.20(+91.4)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は170ドル高。NY原油先物(WTI)の上昇は抑制され、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


4月29日の主要3指数は急反落。序盤はプラスで推移する場面もあったが、マイナスに転じると下げ幅を拡大し、ダウは1000ドル程度も安く33000ドルを割り込んだ。この日発表されたコアPCE価格指数は伸びが鈍化し、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めを想定した売りは後退した。ただ、前日のアップル決算の不振がクローズアップされ、ハイテク関連への売りが下げを主導。週末を控え、他のセクターにも売りが波及した。


本日は伸び悩みか。前週末の大幅安の反動で自律反発が見込まれ、割安感の生じた銘柄を中心に買いが入りやすい展開となりそうだ。今晩発表のISM製造業景況指数と建設支出は前回を上回ると予想され、回復持続を好感した買戻しが相場をけん引する見通し。ただ、明日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げ幅拡大や保有資産の縮小などタカ派姿勢が強められるとの思惑から、買戻し一巡後は失速する可能性もあろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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