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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ファストリ、ディップ、ベクトル

ファストリ <日足> 「株探」多機能チャートより
■Gunosy <6047>  1,333円  +300 円 (+29.0%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 14日に決算を発表。「今期営業を2億円に上方修正」が好感された。
 Gunosy <6047> [東証P] が4月14日大引け後(15:00)に決算を発表。22年5月期第3四半期累計(21年6月-22年2月)の連結営業利益は前年同期比66.4%減の1億8900万円に大きく落ち込んだ。しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想のトントン→2億円の黒字(前期は7億1700万円の黒字)に上方修正した。
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■ディップ <2379>  3,970円  +410 円 (+11.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 ディップ<2379>はマドを開けて買われ6日続伸。14日の取引終了後に23年2月期業績予想を発表し、営業利益を94億~169億円(前期比67.8%増~3.0倍)とした。3期ぶり増益で、過去最高益(20年2月期の143億5600万円)の更新が視野に入る見通しを示したことから、これを好感した買いが流入しているようだ。売上高も494億~593億円(同25.0~50.1%増)と大幅増を予想。前期に実施した大規模な広告投資が奏功し、コロナ禍前の水準以上に回復する見込み。年間配当予想については56~101円(前期61円)とした。なお、同時に発表した22年2月期決算は、売上高395億1500万円(前の期比21.6%増)、営業利益56億200万円(同23.4%減)だった。

■ファーストリテイリング <9983>  63,980円  +4,430 円 (+7.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 ファーストリテイリング<9983>は全体軟調相場のなか3日続伸。14日の取引終了後に22年8月期業績予想の修正を発表。円安の進行により金融収益が増加したことから、純利益を1750億円から1900億円(前期比11.9%増)へ引き上げており、これを好感した買いが入っているようだ。あわせて、従来260円としていた中間配当を280円に増額することも発表しており、これにより年間配当は560円(前期480円)となる見込み。同時に発表した上期(21年9~22年2月)の決算でも、円安効果が寄与する形で純利益は1468億4400万円(前年同期比38.7%増)と大幅増で着地。売上収益も1兆2189億円(同1.3%増)と堅調で、北米や欧州、アジア・オセアニア地域(中国を除く)が好調だったことが業績を押し上げた。

■ティーケーピー <3479>  1,664円  +97 円 (+6.2%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「今期経常は黒字浮上へ」が好感された。
 ティーケーピー <3479> [東証G] が4月14日大引け後(15:10)に決算を発表。22年2月期の連結経常損益は15.8億円の赤字(前の期は23.2億円の赤字)に赤字幅が縮小し、23年2月期は15億円の黒字に浮上する見通しとなった。
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■ベクトル <6058>  1,194円  +44 円 (+3.8%)  11:30現在
 ベクトル<6058>が急反発、前日は全体相場に逆行し6.5%安に売り込まれたが、きょうは急速に買い戻す動きが優勢となっている。14日取引終了後に発表した22年2月期の決算は営業利益が前の期比2.3倍となる52億4800万円と大幅な伸びを示し、過去最高利益を更新した。好業績を背景に年間配当は従来予想に5円増額し13円(前の期実績は2円)とする(株主優待は同期末を最後に廃止する)。また、23年2月期は伸び率こそ鈍化するものの、前期比18%増の62億円と2ケタ成長を継続する見込みで、配当も前期実績比5円増配となる18円を計画している。これを評価する形で投資資金が流入した。

■S Foods <2292>  2,993円  -197 円 (-6.2%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「今期経常は17%減益、8円増配へ」が嫌気された。
 S Foods <2292> [東証P] が4月14日大引け後(15:00)に決算を発表。22年2月期の連結経常利益は前の期比38.6%増の179億円に拡大したが、23年2月期は前期比16.7%減の150億円に減る見通しとなった。
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■良品計画 <7453>  1,193円  -49 円 (-4.0%)  11:30現在
 良品計画<7453>は反落。14日の取引終了後に22年8月期業績予想の下方修正を発表。営業収益を4800億円から4700億円(前期比3.6%増)へ、営業利益を450億円から380億円(同10.5%減)へ引き下げており、これが嫌気されているようだ。店舗数が増加していることから営業収益は増加基調を維持するものの、衣服・雑貨が苦戦していることが響く。また、中国でのゼロコロナ政策に伴う行動規制も業績の重しとなる見込み。なお、同時に発表した上期(21年9月~22年2月)の決算は、営業収益2444億円(前年同期比7.1%増)、営業利益188億5400万円(同19.4%減)だった。

■日本国土開発 <1887>  537円  -13 円 (-2.4%)  11:30現在
 日本国土開発<1887>が反落している。14日の取引終了後、22年5月期の連結業績予想について、売上高を1500億円から1267億円(前期比7.6%増)へ、営業利益を102億円から73億円(同30.9%減)へ下方修正したことが嫌気されている。注力している設計施工案件の受注時期のずれや一部工事の進捗遅れなどが響く見通し。ただ、連結子会社で一部資産譲渡を予定していることから、最終利益は68億円(同11.8%減)の従来見通しを据え置いている。なお、同時に発表した第3四半期累計(21年6月~22年2月)決算は、売上高856億4000万円(前年同期比0.4%減)、営業利益24億4000万円(同69.1%減)、純利益21億5500万円(同63.1%減)だった。

■サイエンスアーツ <4412>  3,785円  +700 円 (+22.7%) ストップ高   11:30現在
 サイエンスアーツ<4412>はストップ高。同社は14日取引終了後に、22年8月期通期の単独業績予想を修正。営業損益の見通しを従来の9100万円の赤字から6000万円の赤字(前期は9700万円の赤字)に引き上げたことが好感されているようだ。売上高の見通しも従来の4億1400万円から5億5100万円(前期比50.7%増)に上方修正。ライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom(バディコム)」の新規利用ユーザー数やARPU(ユーザー1人当たりの売上金額)が堅調に推移しているほか、新規顧客のアクセサリー購入率・購買単価が想定を上回っていることが主な要因だとしている。また、同日にはゲームセンターを運営するGENDA GiGO Entertainment(東京都大田区)が、「Buddycom」をインカムのリプレイスとして採用したことも明らかにしている。

■ウォンテッドリー <3991>  2,375円  +400 円 (+20.3%) ストップ高   11:30現在
 ウォンテッドリー<3991>はストップ高。14日の取引終了後、22年8月期の連結業績予想について、売上高を43億5000万円から44億5000万円(前期比24.5%増)へ、営業利益を6億円から11億円(同2.7倍)へ、純利益を2億7500万円から6億円(同2.5倍)へ上方修正したことが好感されている。ビジネスSNS事業が想定よりも堅調に推移していることに加えて、投資対効果を見極めながら広告宣伝費の投下を進めていることが寄与する。なお、同時に発表した第2四半期累計(21年9月~22年2月)決算は、売上高21億7700万円(前年同期比33.1%増)、営業利益4億7800万円(同14.2%増)、純利益2億9300万円(同14.8%増)だった。

■エヌ・シー・エヌ <7057>  1,380円  +217 円 (+18.7%) 一時ストップ高   11:30現在
 14日に業績修正を発表。「前期経常を31%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も9円増額」が好感された。
 エヌ・シー・エヌ <7057> [東証S] が4月14日大引け後(18:30)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の3.2億円→4.2億円(前の期は3.2億円)に30.9%上方修正し、増益率が0.3%増→31.3%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
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■サインポスト <3996>  1,098円  +150 円 (+15.8%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 サインポスト<3996>が急反発しストップ高の1098円に買われている。14日の取引終了後に発表した23年2月期単独業績予想で、売上高28億9300万円、営業利益2600万円、最終利益1600万円を見込むとしており、会計基準の変更に伴い前期との比較はないものの、営業損益が黒字転換する見通しであることが好感されている。コンサルティング事業で前期第3四半期から新設部門が堅調に受注を増やしているほか、地域銀行や投資運用会社、クレジットカード会社などの得意先からの受注が堅調に推移する見通し。また、イノベーション事業で、ワンダーレジ-BOOKとEZレジの営業活動の成果が表れ、販売数を大きく伸ばす計画という。更に今年3月に新設した「DX・地方共創事業部」も創設初年度から一定の売り上げを確保する見込みで、これらが業績を牽引する。なお、22年2月期決算は、売上高21億1900万円(前の期比4.0%増)、営業損益3億7800万円の赤字(前の期5億9600万円の赤字)、最終損益2億9100万円の赤字(同7億8600万円の赤字)だった。

■佐鳥電機 <7420>  1,099円  +150 円 (+15.8%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 佐鳥電機<7420>がストップ高の1099円水準でカイ気配となっている。14日の取引終了後、22年5月期の連結業績予想について、売上高を1240億円から1280億円(前期比20.9%増)へ、営業利益を18億円から26億円(同2.9倍)へ、最終利益を15億円から20億円(同3.8倍)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を20円から44円へ引き上げたことが好感されている。リモートワーク需要の拡大によるノートパソコン用電子部品の販売増や、調達マネジメントサービスなどの拡大が想定を上回ったとしている。なお、期末配当予想の増額修正に伴い年間配当予想は62円(前期30円)になる予定だ。同時に発表した第3四半期累計(21年6月~22年2月)決算は、売上高933億8600万円(前年同期比21.6%増)、営業利益19億700万円(同4.4倍)、最終利益15億3700万円(前年同期1億5100万円の赤字)だった。

■関通 <9326>  950円  +125 円 (+15.2%) 一時ストップ高   11:30現在
 関通<9326>は一時ストップ高まで買われた。14日の取引終了後に23年2月期連結業績予想を発表し、売上高を120億200万円(前期単独100億9900万円)、営業利益を9億4300万円(同7億2900万円)とした。連結決算への移行に伴い前期との比較はないものの、引き続き成長路線が続く見通しとなったことが好感されているようだ。あわせて、キヤノンMJ傘下のキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)との資本・業務提携を発表しており、これも好材料視されている。互いの製品の連携強化をはじめ、販売プロモーション活動の共同実施や両社の顧客基盤を活用した製品・サービスの相互提案などでシナジー発揮を目指す。これに伴い、関通の代表取締役社長である達城久裕氏がキヤノンITSに対し、関通株12万5000株(発行済み株数の1.22%)を譲渡する予定だ。

■きずなホールディングス <7086>  2,290円  +170 円 (+8.0%)  11:30現在
 きずなホールディングス<7086>が4連騰し年初来高値を更新している。14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(21年6月~22年2月)連結決算が、売上高68億700万円(前年同期比15.1%増)、営業利益8億1200万円(同65.7%増)、純利益4億4000万円(同87.2%増)と大幅増益となったことが好感されている。オミクロン株による感染拡大やまん延防止等重点措置の発令などにより葬儀単価の低迷は継続しているものの、7ホールの新規出店を行ったことや広告宣伝の強化などが奏功し葬儀件数が7853件(前年同期比1158件増)に増加したことが寄与した。なお、同時に発表した22年5月期通期業績予想は、売上高92億円(前期比14.6%増)、営業利益10億円(同36.4%増)、純利益4億8000万円(同33.6%増)の従来見通しを据え置いている。

●ストップ高銘柄
 日興豪債ヘ有 <2843>  5,376円  +700 円 (+15.0%) ストップ高   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 ラストワンマイル <9252>  876円  -300 円 (-25.5%) ストップ安   11:30現在
 識学 <7049>  1,029円  -300 円 (-22.6%) ストップ安売り気配   11:30現在
 バリュエンス <9270>  1,193円  -300 円 (-20.1%) ストップ安   11:30現在
 サーバーワークス <4434>  2,308円  -500 円 (-17.8%) ストップ安   11:30現在
 以上、4銘柄

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