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【材料】トヨタは強観観対立、半導体不足で米新車販売台数減少も首位をキープ

トヨタ <日足> 「株探」多機能チャートより
 トヨタ自動車<7203>は弱含みで推移も、前週末終値近辺で強弱観が対立し売り買いを交錯させている。同社など日本車メーカーが前週末に発表した米国での1~3月期新車販売台数は前年同期比19%減と約2割の減少となった。世界的な半導体不足の問題が解消しておらず、依然として自動車生産に影響が出ている。そのなかトヨタは前年同期比15%減の51万4592台と苦戦した。しかし、それでも米大手自動車メーカーを含め、トヨタは販売台数トップを維持している。外国為替市場では1ドル=122円台でのもみ合いが続いているが、ひと頃の急速な円安には歯止めがかかっているとはいえ、為替感応度の強い自動車メーカーにとって現在は想定以上の円安水準にあることから、今期業績の後押し要因として株価にはプラスに働いている。

出所:MINKABU PRESS

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