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【市況】17日の株式相場見通し=大幅続伸、2万6000円台回復へ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 17日の東京株式市場は、主力株をはじめ幅広く買いが入り日経平均株価は大幅高で4日続伸となりそうだ。前日の欧州株市場では北欧を除きほぼ全面高様相に買われ、フランスやドイツなど主要国の株価指数が3.5%以上の上昇を示すなど上げ足の強さも際立った。中国の景気刺激策に対する期待感が空売り筋の買い戻しを誘発した。また、米国株市場でも朝方から大きく買いが優勢となり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅続伸でスタートしたが、FOMCの結果発表後に全体相場は急速にバランスを崩す場面もあった。NYダウは一時マイナス圏に沈むなど波乱含みの動きとなったが、その後再び買い直され、結局500ドルを超える上昇で着地している。ナスダック指数も500ポイント近い急騰で上昇率は3.8%近くに達した。東京市場では、欧米株市場が大きくリスクオンに傾いたことを受け、広範囲に買いが集まり、日経平均も戻り足を強める格好となりそうだ。外国為替市場で円安が進んでいることもあり、主力輸出株が牽引する形で2万6000円台に乗せる公算が大きい。

 16日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比518ドル76セント高の3万4063ドル10セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同487.932ポイント高の1万3436.553だった。

 日程面では、きょうは日銀の金融政策決定会合(~18日)、1月の機械受注統計、2月の首都圏マンション販売など。海外では10~12月期ニュージーランドGDP、インドネシア中銀、トルコ中銀の金融政策決定会合、英中銀の金融政策委員会の結果及び議事録の開示、3月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数、2月の米住宅着工件数、2月の米鉱工業生産・設備稼働率など。

出所:MINKABU PRESS

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