【市況】株価指数先物【昼のコメント】 目先的な達成感は高まるものの、ショートは仕掛けづらい需給状況
日経225先物は、11時30分時点、前日比450円高の2万7480円(+1.66%)前後で推移。寄り付きは2万7300円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7165円)を大きく上回り、買いが先行した。直後につけた2万7260円を安値にリバウンド基調が強まり、一時2万7540円まで上げ幅を拡大した。節目の2万7500円を回復したことで、いったんは戻り一巡感も意識され、前引けにかけては2万7450円辺りでの推移となった。
米国市場の上昇やVIX指数の低下、さらに時間外でアルファベット<GOOG>が9%を超える上昇となるなか、センチメントの改善につながったようだ。グローベックスの米株先物はNYダウ先物が小安く推移する一方で、ナスダック100先物が1.0%近い上昇で推移していることもショートカバーに向かわせていると見られる。節目の2万7500円回復で目先的な達成感も高まるものの、ショートは仕掛けづらい需給状況のなか、押し目狙いのロングスタンスとなろう。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.30倍まで上昇した後は、25日移動平均線に上値を抑えられる格好で14.22倍に低下した。ただし、センチメントが改善傾向にあるなか、低下局面ではNTロングの組成を狙ったスタンスを想定しておきたい。
株探ニュース