【材料】ボーイングが決算発表 FCFが予想外の黒字 株価は冴えない反応=米国株個別
ボーイング<BA>が取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表。注目のフリーキャッシュフロー(FCF)が4.94億ドルと、予想外の黒字となった。営業キャッシュフローも7.16億ドルと予想外の黒字となっている。
787ドリームライナーの損失が膨らんだ一方、737MAXの納入台数の増加により、同社は2019年初頭以来の現金創出となった。
同社はまた、737MAX型機の生産を、10月の月19機から26機に増やした。同社のカルフーンCEOが従業員宛てのメモで明らかにした。これは、737MAXの墜落事故、パンデミック、相次ぐ品質問題などで3年近く低迷し、310億ドル以上のコストを費やした同社の経営再建の可能性を示す、もう1つのサインとなっている。
ただ、株価は寄り付きは上昇して始まったものの、直ぐに売りに押され、下げに転じている。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益:-7.69ドル(予想:-0.04ドル)
・売上高:147.9億ドル(予想:166.7億ドル)
商業:47.5億ドル(予想:55.0億ドル)
防衛・宇宙・セキュリティ:58.6億ドル(予想:68.5億ドル)
グローバルサービス:42.9億ドル(予想:41.8億ドル)
・FCF:4.94億ドル(予想:-12.1億ドル)
・営業CF:7.16億ドル(予想:-4.29億ドル)
・受注残:3770億ドル(前年比+3.9%)
(NY時間09:37)
ボーイング<BA> 200.80(-3.30 -1.62%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
787ドリームライナーの損失が膨らんだ一方、737MAXの納入台数の増加により、同社は2019年初頭以来の現金創出となった。
同社はまた、737MAX型機の生産を、10月の月19機から26機に増やした。同社のカルフーンCEOが従業員宛てのメモで明らかにした。これは、737MAXの墜落事故、パンデミック、相次ぐ品質問題などで3年近く低迷し、310億ドル以上のコストを費やした同社の経営再建の可能性を示す、もう1つのサインとなっている。
ただ、株価は寄り付きは上昇して始まったものの、直ぐに売りに押され、下げに転じている。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益:-7.69ドル(予想:-0.04ドル)
・売上高:147.9億ドル(予想:166.7億ドル)
商業:47.5億ドル(予想:55.0億ドル)
防衛・宇宙・セキュリティ:58.6億ドル(予想:68.5億ドル)
グローバルサービス:42.9億ドル(予想:41.8億ドル)
・FCF:4.94億ドル(予想:-12.1億ドル)
・営業CF:7.16億ドル(予想:-4.29億ドル)
・受注残:3770億ドル(前年比+3.9%)
(NY時間09:37)
ボーイング<BA> 200.80(-3.30 -1.62%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美