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【通貨】豪ドル週間見通し:底堅い展開か、量的緩和策早期終了の可能性残る


■弱含み、株安を嫌気してリスク回避の売りが強まる

今週の豪ドル・円は弱含み。エネルギー価格上昇にともなう資源国通貨として引き続き選好されたほか、12月失業率の予想以上の低下も好感され、豪ドル買いが先行した。しかし、欧米の金融引き締めペース加速の可能性を警戒して欧米、アジア諸国の株式は下落し、週後半はリスク回避的な豪ドル売り・円買いが強まった。取引レンジ:81円50銭-82円97銭。

■底堅い展開か、量的緩和策早期終了の可能性残る

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。12月雇用統計の改善が確認されたことから、豪準備銀行(中央銀行)による量的緩和の早期終了観測が再浮上している。1月25日発表の10-12月期消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回った場合、豪ドル買いが強まる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・25日:10-12月期消費者物価指数(7-9月期:前年比+3.0%)

予想レンジ:80円80銭-82円80銭

《FA》

 提供:フィスコ

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