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【通貨】英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英政府の制限解除や英中銀の追加利上げに期待


■下落、欧米株安を嫌気して一時154円を下回る

今週のポンド・円は下落。ジョンソン英首相は1月19日、新型コロナウイルスの規制強化策を終了すると発表したことから、一時ポンド買いが優勢となった。しかしながら、米国の急速な金融引き締めに対する投資家の警戒感は低下していないことや、欧米諸国の株安が嫌気されたことから、ポンド・円は一時154円を下回った。取引レンジ:153円91銭-156円91銭。

■下げ渋りか、英政府の制限解除や英中銀の追加利上げに期待

来週のポンド・円は下げ渋りか。政権運営に不透明感が広がっており、リスク選好的なポンド買いは縮小している。ただ、新型コロナウイルスについて政府の行動制限解除によって経済悪化の懸念は後退しつつある。また、英中央銀行による追加利上げ期待は根強く、目先的にリスク回避のポンド売りは抑制されそうだ。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・24日:1月マークイット製造業PMI(12月:57.9)
・24日:1月マークイットサービス業PMI(12月:53.6)

予想レンジ:153円00銭-157円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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