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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:アイドマHD、ソニーG、伊藤忠

ソニーG <日足> 「株探」多機能チャートより
■エクサウィザーズ <4259>  760円  +100 円 (+15.2%) ストップ高   11:30現在
 エクサウィザーズ<4259>がストップ高となっている。昨年12月に東証マザーズに上場した直近IPO銘柄だが、公開価格を10%下回って初値を形成した後も、セカンダリーで更に下値を探る展開を強いられていた。しかし、人工知能(AI)を活用した企業の経営支援を行っており、業態的にはデジタルトランスフォーメーション(DX)投資の流れに乗る。株価は今月18日に622円まで売り込まれたが、目先値ごろ感からの買いが流入している。市場では「時価総額は大きくないものの、AIアルゴリズムを開発し企業の課題を解決するというビジネスに対し海外投資家からの注目度も高かった。直近は社長のテレビ出演などで認知度も上がっているようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。

■アイドマHD <7373>  2,857円  +181 円 (+6.8%)  11:30現在
 アイドマ・ホールディングス<7373>が強さを発揮し3日続伸と気を吐いている。前日の波乱相場で日経平均は800円近い急落をみせたが、マザーズ市場も大幅安で昨年来安値を更新している。しかし、その中にあって同社株はプラス圏を維持した。法人向け営業戦略の立案・実行・検証などをワンストップで手掛けており、就労支援サイトの運営なども行う。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を追い風に22年8月期第1四半期(21年9~11月)営業利益は4億900万円と大幅増益で着地しており、対通期進捗率も34%に達した。一方、株価は昨年11月に5705円(修正後株価)の上場来高値をつけた後は下落トレンドとなり、今月18日には2424円の安値をつけていた。PER面では割高ながら、機関投資家の売りが出切った状態で需給面から上値が軽く、値動きの良さに追随する買いを誘っている。

■ユーグレナ <2931>  680円  +40 円 (+6.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 ユーグレナ<2931>は急伸。同社は19日取引終了後、JR東海<9022>と地球環境保全を通じた持続可能な社会の実現に向けた取り組みの一環として、次世代バイオディーゼル燃料の試験を行うと発表した。JR東海在来線のHC85系試験走行車において、ユーグレナが開発・販売する次世代バイオディーゼル燃料がエンジンの性能に与える影響を確認するとともに、実際の車両を用いた走行試験を実施することで、次世代バイオディーゼル燃料の実用性を検証する。1月下旬にエンジン単体の試験、2月上旬に車両基地構内での走行試験(名古屋車両区)、2月中旬~下旬に本線での走行試験(紀勢本線)を予定しているとした。

■Jエレベータ <6544>  1,735円  +75 円 (+4.5%)  11:30現在
 ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>は6日ぶり反発。寄り付き直後に昨年来安値を更新する1629円まで下落したが、その後はプラス圏へ浮上している。同社は19日取引終了後、エレベーターなどのメンテナンスを行う関東エレベーターシステム(群馬県館林市)の全株式を取得すると発表した。これにより、北関東地区における事業基盤強化を図るとともに、共通のサービス提供エリアにおける人的資源の相互活用を通じた効率的なメンテナンスの実施などが見込めるとした。

■ネクソン <3659>  2,045円  +83 円 (+4.2%)  11:30現在
 ネクソン<3659>が3日ぶりに反発。きょうの取引開始前、持ち分法適用関連会社でモバイルゲーム開発を手掛けるSix Waves(香港)の全保有株式をStillfront Group(スウェーデン)に譲渡すると発表しており、これが材料視されている。同社は2011年にソーシャルゲーム分野に積極的にビジネス領域を拡大することを目的として、Six Wavesに戦略投資を行ったが、期待した事業上の実績を残すには至らず、今回保有株を売却することを決定した。株式の譲渡価額は約106億7400万円で、22年12月期第1四半期に関連会社株式売却益を金融収益に計上する予定としている。

■ソニーグループ <6758>  12,885円  +475 円 (+3.8%)  11:30現在
 ソニーグループ<6758>はカイ気配スタートで切り返しに転じた。前日は全体相場の波乱に流されて12.8%安と急落、たった1日で時価総額を2兆3000億円以上も減少させた勘定となったが、きょうはその急落の反動で買い戻す動きがみられる。前日は海外機関投資家の買いポジションを減らす実需売りの動きに加えて、ヘッジファンド筋による空売りが含まれていたとみられ、目先ショートカバーによる浮揚力も働きやすい。ただ、米国株市場では米長期金利上昇に対する警戒感は拭えず、ハイテクセクターに対する売り圧力が継続しており、予断を許さない。同社株は前日に売買代金が全上場銘柄のなかでトップとなるなど、マーケットの関心が集中している。当面、需給思惑が錯綜するなか不安定な動きとなることが予想される。

■伊藤忠商事 <8001>  3,585円  +126 円 (+3.6%)  11:30現在
 伊藤忠商事<8001>が3日ぶりに反発している。19日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を2000万株(発行済み株数の1.34%)、または600億円としており、取得期間は1月20日から3月31日まで。中期経営計画の株主還元方針を踏まえ、機動的な資本政策の遂行を図ることが目的としている。

■ソラスト <6197>  1,063円  +31 円 (+3.0%)  11:30現在
 ソラスト<6197>が大幅高で7日ぶりに反発している。19日の取引終了後に発表した12月の介護サービス利用状況で、訪問介護利用者数が前年同月比1.9%増の1万4317人と増加基調が続いており、これが好感されている。デイサービス利用者数は1万2226人とほぼ横ばいだった。また、施設系サービスは入居者数が4078人(前年同月比4.0%増)、入居率は93.4%の推移となっている。

■ソフトウェア・サービス <3733>  5,710円  +150 円 (+2.7%)  11:30現在
 ソフトウェア・サービス<3733>は4日ぶりに反発。19日取引終了後に発表した12月度の月次売上高が前年同月比17.3%増の18億2800万円になり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。また、受注高は同12.0%増の13億1000万円で、受注残高も同38.7%増の74億100万円と順調に積み上がっている。

■任天堂 <7974>  54,540円  +1,250 円 (+2.4%)  11:30現在
 任天堂<7974>が反発。前日に全体波乱相場のなかでソニーグループ<6758>の急落が話題となったが、一方で任天堂の下げはわずか0.2%にとどまった。米マイクロソフト<MSFT>による大手ゲーム会社の買収が注目を浴び、これに絡み家庭用ゲーム機でマイクロソフトと競合するソニーGにはネガティブ材料とみなされた。しかし市場では、「今回の買収がIP(知的財産)に対する企業価値の見直し機運につながることで、自社IPの展開に積極的な取り組みをみせる任天堂にとっては追い風となる」(国内証券アナリスト)という指摘がある。同社株は今月14日に75日移動平均線近辺で底を入れ、その後は戻り足が鮮明となっている。ソニーGと比較しても株価の出遅れ感が目立っていただけに水準訂正狙いの買いも活発化している。

■キリンホールディングス <2503>  1,856.5円  +41.5 円 (+2.3%)  11:30現在
 キリンホールディングス<2503>は4日ぶりに反発。同社はきょう午前10時に、独自素材「プラズマ乳酸菌」を使用した商品について、国内外における関連事業の21年年間販売金額は前年比約56%増だったと発表した。「プラズマ乳酸菌」は健康な人の免疫の維持をサポートする乳酸菌であり、グループの小岩井乳業、協和発酵バイオと共同で研究を進めている。「iMUSE」ブランドの飲料、ヨーグルト、サプリメントに加え、21年10月に「生茶」や「午後の紅茶」ブランドから「プラズマ乳酸菌」入り飲料を発売した。カテゴリー別では、飲料は前年比約7割増となる534万ケースだった。

■アドヴァングループ <7463>  972円  +12 円 (+1.3%)  11:30現在
 アドヴァングループ<7463>は3日ぶりに反発している。19日の取引終了後、上限を80万株(発行済み株数の2.0%)、または7億6800万円とする自社株を、20日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表。今朝、60万株(総額5億7600万円)を取得した。資本効率の向上並びに経営環境の変化に応じた機動的な資本政策の遂行を可能にするためという。

■トヨタ自動車 <7203>  2,329.5円  +26.5 円 (+1.2%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>は前日終値近辺で売り買い交錯。時価2300円近辺は強弱観が対立している。前日は全体市場がリスクオフに傾き日経平均が波乱安の展開となったことで、年明けから上場来高値圏を走っていた同社株にも目先利益確定売りがかさんだ。しかし、PER12倍台と割安でバリュー株素地があり、電気自動車(EV)シフトの動きに対応した新たな電動車戦略を打ち出し、海外投資家の評価も高まっている。今期の自動車生産台数は当初計画を下回るものの株価的には織り込みが進んでいたことで、一段の下値を売り込む動きには発展しにくく、押し目買いも観測される。

■東京エレクトロン <8035>  60,420円  -1,170 円 (-1.9%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>は続落となっている。前日の米国株市場ではハイテクセクターのグロース株に引き続き逆風の強い地合いで、インフレ圧力を背景に米10年債利回りが1.8%台後半で高止まりしていることが警戒されている。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は続落し3%あまりの下げで75日移動平均線を下回っており、東京市場でも半導体主力株への売り圧力は拭えない。しかし、同社株は前日に一時4500円あまりの過去最大となる急落をみせていることもあって、下値では自律反発狙いの買いも観測される状況にある。機関投資家主導の値がさ株ということもあり信用買い残は薄く、戻り局面に入れば上値が比較的軽い。

■リアルワールド <3691>  1,055円  +150 円 (+16.6%) ストップ高   11:30現在
 リアルワールド<3691>がストップ高。19日の取引終了後、ライブ配信サービス「ふわっち」で貯めたポイントを同社サービス経由で、新たに「PayPay」で受け取ることが可能となったと発表。これが好材料視されているようだ。同社とグループ会社のREAL FINTECHが運営する「デジタルギフト」とサービス連携しているライブ配信サービス「ふわっち」において、貯めたポイントをデジタルギフトまたはRealPayを経由して、PayPayで受け取ることが可能となった。これにより、ポイントを即時にPayPayで受け取り、多種多様なサービスで決済できるようになることで、ふわっちユーザーの利便性向上による同社サービスへの更なる流入増加が期待できるとしている。

■シノプス <4428>  1,058円  +150 円 (+16.5%) ストップ高   11:30現在
 シノプス<4428>が急伸。きょう午前10時ごろ、伊藤忠商事<8001>と食品ロス削減やホワイト物流推進を目的とした「食品デマンド・チェーン・マネジメント」構築に向けて業務提携したと発表した。両社の業務提携については事前報道で伝わっており、シノプス株は朝方上昇する場面があったものの軟化、会社側からの発表を受けて改めて買いが入ったようだ。デマンド・チェーン・マネジメントとは、消費者など需要側から得られる情報を基点として、商品開発や生産・供給計画、流通、販売体制などを総合的に編成する情報管理手法のこと。会社側では、将来的に伊藤忠との合弁会社設立も視野に入れているとしている。

●ストップ高銘柄
 アミタホールディングス <2195>  1,973円  +400 円 (+25.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 シックHD <7365>  710円  +100 円 (+16.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 太洋物産 <9941>  1,589円  -400 円 (-20.1%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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