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【材料】<動意株・19日>(前引け)=北川精機、イムラ封筒、バーチャレク

北川精機 <日足> 「株探」多機能チャートより
 北川精機<6327>=上値追い継続。同社株は昨年4月以降、一貫して下落トレンドとなっていたが、年明けから動きが一変している。中長期波動では依然として底値圏にあるが、年初来でみれば連日で高値更新基調となっている。プリント基板の真空プレス機のメーカーで世界的にも高い商品競争力を誇る。プリント基板に対するニーズは増大する半導体需要に比例して伸びており、同社の収益環境に吹く追い風は強い。週明け17日に22年6月期上期(21年7~12月)業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の1億1000万円から1億8000万円で増額したことも、業績面での不安後退につながっている。PER9倍前後と割安であることも追随買いを誘っているもようだ。

 イムラ封筒<3955>=大幅高で3日ぶり反発。18日の取引終了後、22年1月期の連結業績予想について、営業利益を10億2000万円から11億円(前期比26.0%増)へ、純利益を7億5000万円から9億7000万円(同47.0%増)へ上方修正し、あわせて20円を予定していた期末一括配当予想を30円(前期20円)へ引き上げたことが好感されている。コロナ禍による日本経済の大幅な停滞に伴う需要の後退により、売上高は215億円から201億円(前期比5.4%減)へ下方修正したものの、付加価値の高い商品・サービスの提案など収益性を重視した各種販売施策の実施や固定費の削減に努めたことが寄与した。また、保有株式の一部を売却したことによる特別利益の計上も最終利益を押し上げた。

 バーチャレクス・ホールディングス<6193>=ストップ高カイ気配。18日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を61億5000万円から62億円(前期比10.1%増)へ、営業利益を3億円から4億8000万円(同2.9倍)へ、純利益を2億4000万円から3億8000万円(同3.5倍)へ上方修正したことが好感されている。同社はコールセンターの運営受託やシステム開発などを手掛けるが、各事業セグメントが順調に伸長しプロジェクト利益率の向上や、販管費を含めた継続的な経費削減が想定を上回る見込みとなったことが要因としている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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