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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、前日大幅安の反動で

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(14時00分現在)

S&P500先物      4,661.10(+2.1)
ナスダック100先物  15,501.50(+5.9)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高。NYダウ先物は20ドル高。NY原油先物(WTI)は下げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


13日の主要3指数は反落。ナスダックは前日比2%超の大幅安、3日ぶりにマイナスへ転じたダウは終盤に一段安となり176ドル安の36113ドルで取引を終えた。連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事が副議長指名に関する上院銀行委員会に臨み、3月利上げに前向きな姿勢を示した。当局内で最も慎重な同理事によるタカ派な見解を受け、金融引き締めへの思惑が浮上。金利高を手がかりにハイテク関連の売りが下げを主導した。


本日は下げ渋りか。今晩発表の小売売上高と鉱工業生産、ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)など経済指標は前回を下回ると予想され、回復持続への期待が後退すれば売り再開となりそうだ。FRBによる利上げ前倒しへの観測も、引き続き指数を下押ししよう。ただ、前日大幅安の反動により、自律反発の可能性もあろう。また、長期金利の上昇が抑制されれば前日売り込まれたハイテク関連を中心に買い戻され、相場を支えるだろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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