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【市況】日経平均VIは大幅に上昇、株価続落で警戒感強まる

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比+2.57(上昇率13.05%)の22.27と大幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は23.23、安値は21.20。

国内で新型コロナ感染が急速に広がっており、経済活動の活性化が遅れるとの懸念が強くなり、市場心理が悪化しやすくなっている。こうした中、昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。取引開始後も日経225先物が軟調な動きとなったことから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは昨日の水準を大きく上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

《FA》

 提供:フィスコ

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