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【通貨】外為サマリー:1ドル113円86銭付近まで下落、日経平均下落でリスク回避の円高

 14日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=113円88銭近辺で推移しており、前日の午後5時時点と比べて50銭強のドル安・円高となっている。

 13日のニューヨーク外国為替市場でドル円相場は1ドル=114円20銭近辺と、前日と比べて45銭弱のドル安・円高で取引を終えた。朝方に発表された12月の米生産者物価指数(PPI)や前週分の米新規失業保険申請件数が市場予想より弱い結果となったことで米国債利回りが低下し、序盤からドル売りが優勢となった。ドル円は中盤に114円00銭付近まで下落。終盤はショートカバーで持ち直したものの、米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が「米インフレ率が2.5%まで下がれば、急速な利上げは必要ない」との見方を示したことが重石となり、戻りは限られた。

 東京市場のドル円は、仲値公示後に113円86銭付近まで下押しする場面がみられている。東京勢参入後は実質5・10日(ゴトウビ)に伴う実需のドル買いが下支えしていたものの、仲値を通過すると、日経平均株価の下落を背景にしたリスク回避の円高が強まった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1460ドル近辺と前日の午後5時時点と比べて0.0005ドル前後のユーロ安・ドル高、対円では1ユーロ=130円58銭近辺と同50銭前後のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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