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【特集】スパークス G Research Memo(6):配当性向は高い水準を維持。株主還元策の継続を期待

スパークス <日足> 「株探」多機能チャートより

■スパークス・グループ<8739>の株主還元策

同社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図るとともに、株主に利益還元していくことを重要な経営課題の1つとして位置付けている。株主還元については、中長期的な視点に立ち、安定性・継続性に配慮しつつ、業績動向、財務状況及び還元性向等のほか、実施時期や実施方法等を総合的に勘案して行う方針だ。この方針に基づき、2021年3月期は、前期比2.0円増配の1株当たり11.0円(配当性向63.4%)を実施した。これは記念配当を除く普通配当としては、過去最高額である。2022年3月期については、業績予想を開示していないことから未定としているものの、過去の配当性向は高い水準を維持していることから、順調に業績が推移すれば安定した水準が継続すると弊社では見ている。

なお、株主還元の充実を図るとともに、資本効率の向上及び経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行を目的として、2021年8月に962,000株の自己株式取得も実施している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

《YM》

 提供:フィスコ

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