【市況】株価指数先物【昼のコメント】 米株先物の弱い値動きや中国利下げによる景気減速懸念でショートの動きに
日経225先物は11時30分時点、前日比520円安の2万8000円(-1.82%)前後で推移。寄り付きは2万8300円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8425円)を下回って始まった。その後、2万8250円~2万8350円水準での保ち合いを継続していたが、前場半ば以降は下落幅を広げる格好となり一時2万7940円と、節目の2万8000円を下回って推移している。
ギャップスタートとなり、売り一巡後には2万8300円を挟んだ保ち合いを見せていたものの、前引けにかけて下落幅を広げた。グローベックスの米株先物はNYダウ先物の下落幅が200ドルを超えて推移しているほか、中国人民銀行が利下げを実施したことで中国の景気減速懸念なども警戒されたようである。
市場参加者が限られるなかで売り方優位の需給状況であるものの、節目の2万8000円割れで、いったんは下げ止まりも意識されやすいところだろう。NT倍率は先物中心限月で一時14.43倍に上昇する場面が見られたものの、25日、75日移動平均線水準に上値を抑えられる格好である。
株探ニュース