【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 Ｐアンチエイ、山王、Ａｉｍｉｎｇ (14日大引け後 発表分)

　14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　Ｐアンチエイ <4934> [東証Ｍ]　　★8-10月期(1Q)経常は2.5倍増益で着地
　◆22年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期非連結比2.5倍の21.3億円に急拡大して着地。主力基礎化粧品ブランドのデュオ「ザ クレンジングバーム」シリーズを中心に販売が大きく伸びたことが寄与。法改正に伴う社内の広告出稿ルールの見直しにより、一時的に広告投下を抑制したことも大幅増益につながった。
　　上期計画の26.1億円に対する進捗率は81.7％に達しており、業績上振れが期待される。

　ユアテック <1934> 　　★今期配当を4円増額修正
　◆22年3月期の年間配当を従来計画の20円→24円(前期は20円)に増額修正した。配当方針の変更に伴い、株主への利益還元を増やす。今後は業績に応じ連結配当性向30％を目安に、年間24円を下回らない配当を行うことを基本方針とする。

　アールプラン <2983> [東証Ｍ]　　★今期経常を20％上方修正・最高益予想を上乗せ
　◆22年1月期の連結経常利益を従来予想の10.5億円→12.6億に20.3％上方修正。増益率が2.0倍→2.4倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。需要が旺盛な戸建て住宅の販売が好調で、売上高が計画を上回ることが寄与。ブランド力の向上を背景に適正価格での提供を徹底したことも上振れにつながる。

　銚子丸 <3075> [ＪＱ]　　★今期経常を一転38％増益に上方修正・8期ぶり最高益更新へ
　◆22年5月期上期(6-11月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.3倍の8.7億円に急拡大し、従来計画の2.5億円を大幅に上回って着地。緊急事態宣言の発出やまん延防止等重点措置の影響で売上高は計画を下回ったものの、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う協力金9.6億円を計上したことが利益を大きく押し上げた。
　　併せて、通期の同利益を従来予想の5.6億円→11.8億円に2.1倍上方修正。従来の34.5％減益予想から一転して37.5％増益を見込み、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　ミサワ <3169> 　　★今期経常を一転14％増益に上方修正・最高益更新へ
　◆22年1月期の経常利益(非連結)を従来予想の7.5億円→10億円に34.4％上方修正。従来の15.2％減益予想から一転して14.0％増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。メーカーからの値上げが想定より抑制できたほか、セール商品の縮小や好採算品の販売好調が寄与する。コロナ禍で出張費や販促費が減少することに加え、臨時休業に伴う家賃の減免なども上振れの要因となる。

　山王 <3441> [ＪＱ]　　★8-10月期(1Q)経常は12倍増益・上期計画を超過
　◆22年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比12倍の1.5億円に急拡大して着地。5G向けを中心に通信分野の旺盛な部品需要が継続したほか、産業機器向けや自動車向けの受注も堅調だった。
　　上期計画の1.5億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

　ＪＳＢ <3480> 　　★今期経常は10％増で9期連続最高益、1円増配へ
　◆21年10月期の連結経常利益は前の期比22.5％増の52億円で着地。続く22年10月期も前期比10.3％増の57.4億円に伸び、9期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力の不動産賃貸管理事業で高付加価値の自社物件をはじめ、競争力の高い新規物件の開発に注力する方針。
　　同時に、今期の年間配当は前期比1円増の36円に増配する方針とした。
　　併せて、中期経営計画を見直し、最終年度23年10月期の営業利益目標を60.7億円→67.4億円に上方修正すると発表。

　Ａｉｍｉｎｇ <3911> [東証Ｍ]　　★今期配当を3.5円で6期ぶり復配へ
　◆従来無配としていた21年12月期の期末一括配当を3.5円実施し、6期ぶりに復配する方針とした。足もとの業績動向や財務状況を踏まえ、株主への利益還元を再開する。

　Ｖゴルフ <3931> [東証Ｍ]　　★今期経常を18％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額
　◆22年1月期の連結経常利益を従来予想の1億7000万円→2億円に17.6％上方修正。増益率が71.7％増→2.0倍に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。緊急事態宣言の発出やまん延防止等重点措置の影響でトラベル事業は計画を下回る一方、ゴルフ事業で1人予約ランドやゴルフ用品のEC販売が好調なうえ、構造改革効果なども寄与し、利益は上振れする。
　　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→20円(前期は10円)に大幅増額修正した。

株探ニュース