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【市況】日経平均VIは上昇、株価下落で一時30を上回るも極端な警戒感は次第に緩和

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比+0.75(上昇率3.00%)の25.75と上昇している。なお、今日ここまでの高値は30.91、安値は26.40。

今日の東京株式市場は売り優勢の展開となり、日経225先物は下落して始まった。市場では新型コロナ「オミクロン型」への警戒感が継続しており、今日の株価下落で、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは一時、警戒ラインとされる30を上回る場面があった。取引時間中に日経VIが30を上回るのは、今年5月13日以来となる。ただ、取引開始後の売り一巡後は日経225先物が徐々に下げ渋り、極端な警戒ムードは次第に緩和し、日経VIは上昇幅を縮める動きとなっている。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

《FA》

 提供:フィスコ

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