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【市況】米国株見通し:戻りの鈍い展開か、買戻し主体も変異株に警戒

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時50分現在)

S&P500先物      4,635.25(+39.50)
ナスダック100先物  16,229.75(+178.75)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調。NYダウ先物は200ドル高、NY原油先物(WTI)も持ち直し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


26日の主要3指数は大幅安。ダウは一時1000ドルを超えて下げるなど今年最大の下げ幅を記録し、1カ月半ぶりに35000ドルを割り込んだ。南アフリカでの新型コロナウイルス変異株まん延を懸念したアジアや欧州の株安が伝播し、この日はブラックフライデーの薄商いのなか序盤から売り優勢に。景気敏感株をはじめ、幅広い売りが指数を押し下げた。また、原油相場のパニック的な売りで、エネルギー関連の下げも目立った。


今晩は戻りの鈍い展開か。26日の急落の反動により、序盤から値ごろ感の生じた銘柄への買戻しが主体となりそうだ。報道によると、ファイザーなど製薬大手はオミクロン株にワクチンの有効性が確認できなければ新たにワクチンを開発し、100日以内に供給を始める方針。今後の対応への期待感から製薬をはじめ、買いが入りやすい。また、原油価格の持ち直しも好材料。ただ、変異株まん延への懸念は残り、株買いを抑制しそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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