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【市況】日経平均は375円安、寄り後は下げ幅拡大

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は375円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場が休場で手掛かり材料に乏しかったが、欧米で新型コロナ感染が拡大しており、世界経済の足かせとなるとの懸念が継続したほか、このところ日経平均が30000円の大台に近づくと売りに押される展開となっていることから上値の重さを嫌気する向きもあり、株価の重しとなった。一方、昨日の欧州株式市場が堅調で東京市場の株価の支えとなった。また、政府が昨日まとめた11月の月例経済報告で、個人消費の基調判断を1年1カ月ぶりに上方修正したこともあり、引き続き消費活動の活性化が期待され、さらに、今晩は米国で年末商戦が本格化する「ブラックフライデー」を迎えることから米国の消費拡大に期待する向きもあり、株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は下げ幅を拡大している。

《FA》

 提供:フィスコ

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