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【特集】サインポスト Research Memo(2):課題解決で社会の発展に貢献

サインポスト <日足> 「株探」多機能チャートより

■会社概要

1. 会社概要
サインポスト<3996>は、創業の理念「孫の代まで豊かな社会を創る一翼を担う」を事業活動の最上位概念として、社会に新たな価値を創出することを目指すテクノロジー企業である。顧客の経営・業務課題の解決に顧客の一員として道しるべを示すとともに、サービス・製品を想像・創造することで社会の発展に貢献することを使命と位置付けている。

本社所在地は東京都中央区日本橋本町である。なお、JR東日本スタートアップ(株)と合弁で設立した(株)TOUCH TO GO(以下TTG、2019年7月設立、設立時の出資比率50.0%、その後の増資で2021年10月末時点の出資比率43.2%)については、持分法非適用関連会社としている。また2020年3月には、NSD<9759>及び(株)NSD先端技術研究所と資本業務提携している。

2022年2月期第2四半期末時点の総資産額は2,236百万円、純資産額は1,449百万円、資本金は1,174百万円、自己資本比率は64.8%、発行済株式数は12,659,271株(自己株式0株)である。

2. 沿革
2007年3月に「お客さまのIT部門の一員として」具体的な課題解決を行うことを目的として、東京都中央区日本橋本町に同社を設立し、銀行向けのコンサルティング業務を開始した。その後、2009年9月に本社を現在地に移転し、主に地域銀行やクレジットカード会社、投資運用会社を中心とする金融業界向けのコンサルティング事業、及びソリューション事業を展開している。

また2017年3月に、小売業者が抱える課題の解決を目的として、自社開発の設置型AI搭載セルフレジ「ワンダーレジ」を発表し、小売業者向けに店舗運営の省人化を図る製品・ソリューションの提供を拡大するため、2019年7月にはJR東日本スタートアップとの合弁会社TTGを設立した。さらにイノベーション事業としてコンパクトPOSセルフレジ「EZレジ」などの開発を進めるとともに、地域の課題を解決する地方共創への取り組みも開始している。

株式関係では、2017年11月に東京証券取引所マザーズ市場へ株式上場、2019年5月に東京証券取引所市場第1部に市場変更した。なお会社設立時から、VC(ベンチャーキャピタル)からの出資を受けていないことも特徴だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《ST》

 提供:フィスコ

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