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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:メイコー、マネックスG、ラウンドワン

メイコー <日足> 「株探」多機能チャートより
■メイコー <6787>  3,805円  +635 円 (+20.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 メイコー<6787>は急伸で年初来高値を更新。前週末5日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1350億円から1450億円(前期比21.6%増)へ、営業利益を95億円から120億円(同80.2%増)へ、純利益を75億円から90億円(同93.9%増)へ上方修正したことが好感されている。第2四半期に操業度の調整を行った中国及びベトナムの工場を含む全ての工場がフル稼働に近い水準に回復したほか、車載向けを中心に受注・販売も好調に推移していることが要因。また、全社的なコスト削減なども寄与する見通し。同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高694億7000万円(前年同期比30.5%増)、営業利益55億4900万円(同3.1倍)、純利益41億9000万円(同22倍)だった。

■マネックスグループ <8698>  1,045円  +150 円 (+16.8%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率2位
 マネックスグループ<8698>は150円高の1045円カイ気配と前週末に続きストップ高水準で張りつく展開となっている。前週4日に米国子会社のトレードステーショングループを、SPAC(特別買収目的会社)との統合によって来年上半期までにニューヨーク証券取引所に上場させる計画にあることを発表した。これが強く株価を刺激する展開となっている。市場では「米国株はインフレが意識されるなかも、FRBによる金融引き締めまでは時間がかかるとの認識が広がっており、バブル的な上昇局面にある。そのなか、米株市場への子会社上場に伴いマネックスの資産価値見直しが加速する動きにある」(ネット証券マーケットアナリスト)という。同時に、同社が傘下に置くコインチェックの米株市場への上場思惑も加わり、人気が増幅されている状況にある。

■山一電機 <6941>  2,089円  +298 円 (+16.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 山一電機<6941>が急反騰し年初来高値を更新している。前週末5日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を311億6000万円から360億円(前期比30.1%増)へ、営業利益を43億円から56億円(同75.4%増)へ、純利益を32億円から44億円(同69.7%増)へ上方修正し、あわせて25円を予定していた期末配当予想を48円に引き上げたことが好感されている。テストソリューション事業の半導体テスト用ソケット製品や、コネクタソリューション事業の産業機器及び車載機器市場向けコネクタ製品などの販売が順調に推移したことが要因という。なお、年間配当予想は63円(前期37円)を予定している。同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高185億6200万円(前年同期比32.0%増)、営業利益36億7700万円(同74.0%増)、純利益29億7900万円(同82.8%増)だった。

■フルヤ金属 <7826>  10,770円  +1,490 円 (+16.1%) 一時ストップ高   11:30現在
 フルヤ金属<7826>が急騰。前週末5日の取引終了後に発表した第1四半期(7~9月)連結決算が、売上高118億4700万円(前年同期比2.4倍)、営業利益47億4000万円(同4.9倍)、純利益29億4100万円(同5.0倍)と大幅増益となったことが好感されている。5Gデバイスや医療用シンチレーターに使用される単結晶育成装置向けイリジウムルツボの受注並びにガラス溶解装置向けプラチナ製品の受注が堅調だったほか、データセンター用に使用されるHD向けルテニウムターゲットの受注が順調に推移した。また、前年実施した設備投資により精製・回収(リサイクル)や化学プラント向け触媒、有機EL向け化合物、電極向け貴金属化合物なども好調に推移した。なお、22年6月期通期業績予想は、売上高423億円(前期比25.0%増)、営業利益118億円(同12.9%増)、純利益78億円(同13.2%増)の従来見通しを据え置いている。

■オープンドア <3926>  2,947円  +348 円 (+13.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 オープンドア<3926>が3日ぶり大幅反発。同社は5日取引終了後、22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結営業損益が3億9500万円の赤字(前年同期は4億7000万円の赤字)だったと発表しており、営業赤字縮小が好感されているようだ。通期予想は新型コロナウイルスによる影響を合理的に算定することが困難なことから、引き続き未定としている。上期の海外旅行市場は新型コロナウイルス感染拡大による海外渡航制限などが続き、旅行需要は著しく低い水準で推移している。また、国内旅行市場に関しても感染拡大による影響が続いており、感染拡大前に比べて旅行需要は大幅に減少しているとした。あわせて、60万株の立会外分売を行うと発表した。分売予定期間は16日から18日までで、東証プライム市場への移行にあたり、株式の流動性をより高めるためとしている。

■プレス工業 <7246>  401円  +40 円 (+11.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 プレス工業<7246>が大幅に5日続伸。同社は5日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を1524億円から1574億円へ、営業利益を109億円から120億円へ、純利益を58億円から66億円へ、年間配当予想を16円から19円(前期は7円50銭)へ上方修正すると発表しており、好感されている。業績は会計基準の変更のため、前期との比較は掲載されていない。足もとでは半導体不足など部品供給制約による生産調整が継続しているものの、期初予想に対してトラックの輸出回復が見込まれることや油圧ショベルの世界需要が増加する見通しであることから、通期計画を上方修正する。22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結営業利益は54億7100万円(前年同期は12億8100万円の赤字)だった。また、株主還元の一環並びに機動的な資本政策の遂行を図るため、300万株(発行済み株式総数に対する割合2.8%)もしくは12億円を上限とする自己株取得枠を設定することも発表した。取得期間は21年11月8日から22年3月15日までで、買い付けた全株式は22年3月31日に消却するとしており、これも材料視されている。

■ラウンドワン <4680>  1,506円  +132 円 (+9.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 ラウンドワン<4680>が急反発。前週末5日の取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表。純利益を32億1000万円から64億4000万円(前期179億7300万円の赤字)へ大幅に引き上げており、これを好感した買いが入っているようだ。政府・自治体からの休業や時短要請に伴う協力金支給による営業外収入の計上が主な要因。一方で、新型コロナウイルス感染再拡大の影響により売上高の回復に遅れがみられたことなどから、売上高は1061億4000万円から990億8000万円(前期比62.5%増)へ、営業利益も61億2000万円から6億5000万円(前期192億8600万円の赤字)へ引き下げた。

■ホシデン <6804>  1,345円  +109 円 (+8.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 ホシデン<6804>が反発し、年初来高値を更新した。同社は5日取引終了後に、22年3月期通期の連結業績予想を修正。経常利益見通しを前期比0.7%増の135億円(従来予想は115億円)に上方修正したことなどが好感されているようだ。売上高の見通しは前期比8.1%減の2150億円(従来予想は2600億円)に引き下げた。新型コロナウイルスの感染拡大により上半期にアミューズメント関連向けの売り上げが大きく減少した影響が残る一方、足もとでは自動車関連向けの音響部品や表示部品などの販売が堅調。また、下期の前提為替レートを1ドル=110円から112円に変更したことも利益の押し上げ要因となる。また、期末配当を従来計画比35円増額の45円とする方針も発表。中間配当10円をあわせた年間配当は55円(前期は25円)となる。

■イハラサイエンス <5999>  2,330円  +182 円 (+8.5%)  11:30現在
 5日に決算を発表。「今期経常を9%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
 イハラサイエンス <5999> [JQ] が11月5日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の21.7億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の34.5億円→37.5億円(前期は27.4億円)に8.7%上方修正し、増益率が25.9%増→36.9%増に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
  ⇒⇒イハラサイエンスの詳しい業績推移表を見る

■田中化学研究所 <4080>  1,489円  +113 円 (+8.2%)  11:30現在
 田中化学研究所<4080>は5連騰と気を吐いている。株価は10月27日にマドを開けて買われた後も利益確定売りを吸収し、陽線連打で異色の上昇波を形成中。リチウムイオン電池向け正極材料を主力に手掛けるが、世界的なEVシフトの動きが基幹部品であるリチウムイオン電池の需給を逼迫させた状態にあり、同社のビジネスチャンス拡大につながっている。ここニッケルやコバルトの市況高騰の影響も反映し利益が急増しており、22年3月期営業利益は従来予想の6億5000万円の赤字から一転して8億円の黒字に修正したことでポジティブサプライズとなった。

■KYB <7242>  3,255円  +225 円 (+7.4%)  11:30現在
 KYB<7242>が大幅反発している。前週末5日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を3650億円から3800億円(前期比15.8%増)へ、営業利益を210億円から255億円(同39.4%増)へ、純利益を160億円から170億円(同0.5%減)へ上方修正したことが好感されている。経済活動の再開による需要回復が顕著だったことに加えて、免震・制振用オイルダンパーに関する製品保証引当金の繰り入れや取り崩しを行った影響を織り込んだとしている。なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高1858億8200万円(前年同期比33.9%増)、営業利益137億9700万円(前年同期26億7100万円の赤字)、最終利益95億200万円(同37億5700万円の赤字)だった。

■夢BeNEX <2154>  1,652円  +112 円 (+7.3%)  11:30現在
 5日に決算を発表。「7-9月期(1Q)経常は27%増益で着地」が好感された。
 夢真ビーネックスグループ <2154> が11月5日大引け後(16:00)に決算を発表。22年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益は前年同期比26.8%増の12.7億円に伸び、通期計画の49億円に対する進捗率は26.1%に達し、5年平均の20.7%も上回った。
  ⇒⇒夢BeNEXの詳しい業績推移表を見る

■オリンパス <7733>  2,678円  +172 円 (+6.9%)  11:30現在
 オリンパス<7733>が急伸。同社は5日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を8300億円から8560億円(前期比17.2%増)へ、営業利益を1400億円から1440億円(同75.6%増)へ、純利益を1010億円から1090億円(同8.4倍)へ上方修正すると発表しており、好感されている。22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結営業利益は762億5600万円(前年同期比2.5倍)だった。上期は医療分野が牽引し、売上高はコロナ禍前を大きく上回る水準となり、これを主因に営業利益は上期として過去最高となった。通期の売上高は医療分野で過去最高となる見込みであり、営業利益はあわせて発表した科学事業の分社化に向けた費用などを織り込むものの、過去最高を達成する見通しとしている。

■アスタリスク <6522>  13,510円  +3,000 円 (+28.5%) ストップ高   11:30現在
 アスタリスク<6522>がストップ高の1万3510円に買われている。前週末5日の取引終了後、11月26日を基準日として1株を4株に株式分割すると発表したことが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。

■イルグルム <3690>  1,437円  +300 円 (+26.4%) ストップ高   11:30現在
 イルグルム<3690>は急騰。前週末5日の取引終了後、21年9月期決算を発表し、売上高は29億5700万円(前の期比12.9%増)、営業利益は3億6500万円(同32.0%増)で着地。続く22年9月期業績予想は売上高36億円(前期比21.7%増)、営業利益4億7000万円(同28.6%増)となり、売上高・営業利益ともに連続で過去最高を更新する見通しとなったことが好感されているようだ。前期は、広告効果測定プラットフォームなどを提供する主力のマーケティングプラットフォーム事業でEC業界など非対面ビジネス領域顧客向けの売り上げが伸長したほか、EC構築などを手掛ける商流プラットフォーム事業も好調だった。今期も、既存サービスの成長や周辺サービス強化などにより増収増益を見込む。あわせて、自社株買いの実施を発表した。上限を10万株(発行済み株数の1.58%)、または1億円としており、取得期間は11月10日から2022年1月24日まで。

■シーズメン <3083>  2,208円  +400 円 (+22.1%) ストップ高   11:30現在
 シーズメン<3083>への投資資金の攻勢が加速、ストップ高に買われている。株価はきょうで7連騰となるが、そのうち6営業日でストップ高を演じるという驚異的な上昇パフォーマンスをみせている。株価は動意前の10月22日との比較で既に7倍以上に大化けしている状況だ。仮想3次元空間の「メタバース」が投資テーマとして急浮上している。同社は22日に業務提携を通じ「メタバースファッション事業」に進出することを発表、これが急騰相場の引き金を引いた。また同様に、関連銘柄を物色する動きが相次いでおり、きょうはVR・AR分野の開発に傾注するエスユーエス<6554>もストップ高目前の143円高の847円まで駆け上がる人気となった。エスユーエスは京都芸術大学と共同で、アバターで教員と高校生・受験生が交流できる「バーチャル・オープンキャンパス」開催で話題を集めた経緯がある。

■アンジェス <4563>  407円  -100 円 (-19.7%) ストップ安売り気配   11:30現在
 アンジェス<4563>がストップ安の407円水準でウリ気配となっている。前週末5日の取引終了後、開発中の新型コロナウイルスDNAワクチンについて、第1/2相臨床試験及び第2/3相臨床試験で主要指標である液性免疫において期待する効果が得られなかったと発表しており、これが嫌気されている。同社では今後、より有効性を高めるための取り組みとして、既に21年8月に開始している高用量製剤での臨床試験に注力するとしている。また同日発表した第3四半期累計(1~9月)連結決算は、売上高4400万円(前年同期比56.9%増)、営業損益121億6300万円の赤字(前年同期28億5700万円の赤字)、最終損益119億5200万円の赤字(同31億7400万円の赤字)だった。なお、21年12月期通期業績予想は、ワクチン開発における治験の規模や実施方法などの詳細な内容が未確定で、国からの補助金も現時点では不明のため算出が困難であるため未定としている。

■ミクシィ <2121>  2,245円  -500 円 (-18.2%) ストップ安   11:30現在
 ミクシィ<2121>が6日ぶり大幅反落。同社は5日取引終了後、22年3月期業績予想について、売上高は1150億円から1200億円だったものを1050億円(前期比12.0%減)から1100億円(同7.8%減)のレンジへ、営業利益は120億円から150億円だったものを20億円(同91.3%減)から50億円(同78.2%減)へ、純利益は85億円から100億円だったものを25億円(同84.1%減)から40億円(同74.5%減)へ下方修正すると発表しており、失望売りに押されている。あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結営業利益は73億8200万円(前年同期比47.5%減)だった。デジタルエンターテインメントセグメントにおいて、モンスターストライクの第2四半期(7~9月)売上高が計画未達となった。また、下期にIPコラボ費用及びモンスターストライクのIPを利用した新規タイトルの開発コストの増加が見込まれている。スポーツセグメントでは、TIPSTARにおいて新規顧客獲得が計画未達となり、還元施策強化によりコストが増加したため、これらを業績見通しに勘案したとしている。

●ストップ高銘柄
 夢展望 <3185>  303円  +80 円 (+35.9%) ストップ高   11:30現在
 エスユーエス <6554>  854円  +150 円 (+21.3%) ストップ高   11:30現在
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 グローバルウェイ <3936>  2,485円  -500 円 (-16.8%) ストップ安   11:30現在
 INCLUSIVE <7078>  3,610円  -700 円 (-16.2%) ストップ安   11:30現在
 など、4銘柄

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